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172 : 名無し三等兵[] 投稿日:02/12/23 11:43 ID:ij2T7uqG [1/1回]
「首都防衛302空」 渡辺洋二著 朝日ソノラマ
  上下巻 文庫版 価格980円

 日本海軍の中でも異端と呼ばれた小園安名司令と、その下に続々と集まる異機種(水上機や爆撃機、偵察機等)からの
転向組のパイロット達が、B-29やP-51等の自分達より性能の良い米軍機を相手に、技量と度胸で迎撃した
文字どうりの、血と汗と涙の戦いの記録です。
 私はこの本を読んで、今まで迎撃戦しかしていなかったと思っていた302空が、銀河や彗星に爆装を施して関東沖の
米艦隊に攻撃を仕掛けた記録が有ったのを初めて知りました。それと、8月15日以降も敗戦を潔しとせず、徹底抗戦の考えを
近隣部隊に報告し、同調を促そうとするも、しだいに孤立し、結局は小園司令自身の気が触れていく場面は、江戸から明治へ以降
することに素直に適合できない「武士」のイメージとなんとなくダブりました。
 作者は、かなり綿密な当事者への訪問や文献の調査等をしてこの本を作成したため、読み物としても資料としても、一級の物
だと(私的には)考えます。ただ、この文庫本の中には写真の数が少ないので、「写真史302空」 :渡辺洋二編集 文林堂 価格2400円:
と合わせて読むと、隊員や機体、日常生活のイメージが掴みやすいと思われます。
 なお、米軍に対する徹底抗戦の後日談が「大空のドキュメント」 :渡辺洋二著 朝日ソノラマ 価格660円:に書かれています。
 個人的に名言だと思うのは、赤松貞明少尉が新米パイロットへの忠告「深追いするな」「俺から離れるな」ですかね…。

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