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1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:21:43.66 ID:4p+sXigV0 [1/173回(PC)]
少し時間を遡る。

ハートキャッチ宇宙戦争終結後

フレッシュ勢と青髭君は地球衛星軌道上にできたデブリからダークプリキュアを回収した。


青髭「ダークプリキュアGETンー!!」

ダークプリキュア「・・・」
2 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:23:41.61 ID:qn7NnfiX0 [1/1回(PC)]
キュアパイパンに見えた
3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:26:31.63 ID:4p+sXigV0 [2/173回(PC)]
ラブ「あなたの名前は百希!」

百希「・・・」

青髭「素晴らしい名前だよラブゥゥゥー!!」

祈里「(腹違いの姉の名から一部取って命名するとか鬼畜・・・)」


ダークプリキュアに百希と名前を与えた。

その後、ダークプリキュアは蒼乃家の一員として生活を送っている。
4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:30:01.64 ID:4p+sXigV0 [3/173回(PC)]
対プリキュア用兵器として作られた百希との私生活で

蒼乃家の人間が消耗したり


レミ「百希ちゃんってね、眠らないの」

青髭「可愛そうな俺のレミにゃん・・・」

レミ「まさやちゃ~ん!!」

美希「娘の前で男に抱きつく母親って何!!?
    あたしの気持ち考えて!!」


色々苦労はあったが
5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:33:17.90 ID:4p+sXigV0 [4/173回(PC)]
王子「百希さん、僕の音楽を聴いてください」

百希「・・・」


王子先輩達のおかげで一段落ついた状態となった。
6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:36:00.36 ID:4p+sXigV0 [5/173回(PC)]
8月中旬

青髭君の家。


祈里「うーッス・・・うげぇ!!」


青髭の私室に足を踏み入れたパインを出迎えたのは

壁一面に貼られたキュアリズムのイラストだった。
7 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:38:21.39 ID:4p+sXigV0 [6/173回(PC)]
祈里「・・・」


青髭「リ・・・ズ・・・ム・・・
    可愛いよ・・・リズム・・・うへへ・・・ww」


祈里「お、おーい・・・」


青髭「うへへ・・・ww」


自分の世界に入り込んでいるのだろう。

呼びかけても気づかない。
8 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:39:43.24 ID:ZFNWSaTE0 [1/1回(PC)]
青髭久しぶりにみた
9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:42:23.35 ID:4p+sXigV0 [7/173回(PC)]
何日荒んだ生活を続けていたのだろうか。

髪の毛は脂で固まっていて、肩にふけがこんもり乗っている。


青髭「リズムの髪はー・・・さきっちょカールなのー・・・」

祈里「おいって!!」


青髭の不潔に慣れている祈里は肩を掴んで自分の方を向かせる。
10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:48:56.91 ID:4p+sXigV0 [8/173回(PC)]
青髭「はなしてくれないか?
    今忙しいんだ」


目は合ったものの、青髭は祈里に興味がないようで

すぐにキュアリズムを描き続ける作業へ戻る。


祈里「こっち向けよ!!!」


祈里は青髭の顎を掴んで引っ張る。

ヌルッとした顔油の感触とジョリッとした無精髭の感覚。

青髭は首に力を入れて抵抗する。

お互いの力が拮抗し二人はそのまま硬直状態となった。
11 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:52:35.85 ID:4p+sXigV0 [9/173回(PC)]
先に諦めたのは祈里だった。

油のついた手を窓ガラスに擦る。

油でできた白い線が残った。


祈里「チッ、おめえは本当に何がしてえんだよ」


問いかけるがもちろん返事はない。
12 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:56:19.86 ID:4p+sXigV0 [10/173回(PC)]
祈里にとって青髭の脳内は予測不能ではあるが

多少なりに気心知れた者同士、扱い方には心得がある。

ただそれは気が進まない最終手段だ。

祈里はその手段を使うと決めた。


祈里「リズム描いてんの?へぇ案外うめえじゃん」

青髭「・・・」ガタッ
13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 00:59:52.27 ID:4p+sXigV0 [11/173回(PC)]
青髭「おい///うまいだなんてそんな///
    おい///おおい!!!」

祈里「・・・」


それは褒めて気を引くこと。

例えば青髭を呼ぶとき必ず振り向かせられる呼び方がある。「イケメン」と呼ぶことだ。

褒められた青髭は椅子から立ち上がり

垣間見を繰り返しながら恥ずかしそうにしている。
14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/16(水) 01:02:05.61 ID:FWt+P4LS0 [1/1回(PC)]
キュアパインちゃん可愛いよ チュッチュッ
15 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:05:15.03 ID:4p+sXigV0 [12/173回(PC)]
別に褒めることがとりわけ嫌なわけではない。

しかしながら褒めることで、この男の行動はさらにわかりにくくなる。

青髭はできるだけ祈里と目を合わせないように行動しつつも、手を取り立ち上がらせる。

そして壁に貼られてある無数のイラストのうち、ある一枚の元へと祈里を案内した。


青髭「あれが傑作なんだよぉ~///」

祈里「お、おう。そうか!」


祈里の目には他のイラストとどう違うのかわからなかったが

嬉しそうなので相槌を打っておいた。
16 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:09:55.99 ID:4p+sXigV0 [13/173回(PC)]
祈里「お前リズム大好きだもんな!
    ところで訊くけどなんでこんなもん描いてんだよ!?」


うまく合わせながら、綺麗に質問したと自負できた。

しかし返事はない。もう少し話を聞いてやってからの方がよかったかと

考えを張り巡らせ、青髭の顔を伺う。

青髭の頬に涙が伝っていた。


青髭「リ・・・ズム・・・」

祈里「お、おお・・・ど、どしたー・・・?」
17 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:14:00.42 ID:4p+sXigV0 [14/173回(PC)]
青髭は涙声で、それも隣に立っていても聞こえないほどの小声で喋り始める。

祈里は背伸びし、青髭の口元に耳を近づけ注意深くその声を聞いた。


青髭「美希たんが・・・怒る・・・
    リズムに会いに行こうとすると・・・怒る・・・」

祈里「お、おう・・・それは美希がわりーな!」

青髭「怒るから・・・もうこうするしかないじゃないか・・・」

祈里「おお・・・おお?」
18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:19:43.02 ID:4p+sXigV0 [15/173回(PC)]
祈里「お前ちょっと疲れてんだって・・・
    寝ろよ・・・」

青髭「・・・」

祈里「起きたら俺からも美希に頼んでやっから」

青髭「・・・」
19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:25:25.49 ID:4p+sXigV0 [16/173回(PC)]
青髭「お前いいやつだなー・・・」

祈里「お、おお・・・俺はいいやつだぜ・・・」

青髭「寝るよ・・・」

祈里「おう・・・
    ラブがダンスの練習するからお前にも来てほしいっつってたけど
    俺からうまく言っといて・・・?」

青髭「なんだって!! それは本当かい!!?
    こうしちゃいられない!! 早く仕度をしないと!!!
    10分待ってろ!! イケメンモードにスイッチオンしてくるから!!!」


青髭はそう言い残すと部屋から出て行った。


祈里「・・・」


しばらく呆気に取られていたが

我に返った祈里は壁に貼られてあるキュアリズムのイラストを

手当たり次第に破き始めた。
20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:28:53.96 ID:FkjEgQ/f0 [1/1回(PC)]
いのりちゃんかわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
21 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:34:41.85 ID:4p+sXigV0 [17/173回(PC)]
幼い頃、獣医の両親の手伝いをすることが俺の日課だった。

俺の仕事は動物の見張り。

入院した動物は慣れない環境に混乱して檻に体を叩きつけ怪我をすることがある。

預かりものの動物が怪我をしないよう毎日毎日動物を見張っていた。

あるとき俺によく懐いた鳥がいた。

俺はそいつが可愛くて、両親に内緒で部屋へ連れて行ったことがある。

部屋にはなしてやると、一直線に窓へ向かい

そのままじっと窓の外を眺めていた。

外から聞こえる鳥の鳴き声に呼応するように鳴いている姿は

子供ながらに見ていられなかった。
22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:39:36.31 ID:4p+sXigV0 [18/173回(PC)]
どうしてかわからないが、その鳥がなんとなく自分の姿と重なって見えた。

俺の親父は厳格な人間だから、あまり私事を話したりしない。

覚えているのはもっと幼かったとき。

よくわかってもいなかったくせに「お父さんみたいな獣医になりたい」と言うと

親父は微かに嬉しそうに笑った。

その日から俺の将来の夢は獣医になった。

それで本当にいいのだろうかと思い始めたときだった。
23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:44:36.66 ID:4p+sXigV0 [19/173回(PC)]
その鳥が居なくなったあと、俺はある夢をよく見るようになった。

大きな怪鳥が俺の元に現れて、俺のことをさらっていってくれる。

そんなどうしようもない夢。

小学校の低学年のときにピタリと止んだ夢。

だけど、そいつは現れたんだ。

今更、もう夢を見る歳でもないのに・・・

夢と違っていたのは、そいつが何よりも自由ではなかったこと。

俺はそいつの好きだったんだと思う。

                               山吹祈里の日記帳より抜粋
24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:49:39.21 ID:4p+sXigV0 [20/173回(PC)]

公園



公園に着くと祈里と青髭以外のメンバーは揃っていた。

屋外テーブルでドーナツを食べ雑談している。

青髭がラブの姿に、ラブが青髭の姿にいち早く気づく。


青髭「ラブゥゥゥー!!!」

ラブ「にゅほっ!! ダァァァーリィィィン!!!」

祈里「・・・」
25 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:54:07.22 ID:4p+sXigV0 [21/173回(PC)]
青髭は駆け寄ってくるラブの腕を取り、スルリと入れ替わる。

その勢いで二人はその場でクルクルと回転し始めた。


ラブ「ダーリン!来てくれたんだね!
   よかったよ!来てくれないかと心配だったんだから!」

青髭「バカ言うなよ!
    俺はラブが居るところになら、いつだってどこにだって来るさ!」

ラブ「ダーリン///」

青髭「ラブゥ///」
26 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:55:42.30 ID:HnFiPvOg0 [1/1回(PC)]
少し作風変わった?
27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 01:56:57.07 ID:4p+sXigV0 [22/173回(PC)]
祈里「・・・」

美希「おつかれー」


祈里はバカなやり取りをしている二人を見限るように無視しテーブルにつく。


せつな「別に呼ばなくてもいいのに・・・」

祈里「仕方ねーだろ・・・ラブ命令だぞ」
28 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:06:36.57 ID:4p+sXigV0 [23/173回(PC)]
美希「あんたもそろそろ降りてきなさいよ!」

祈里「あ・・・?」


美希が声をかける方に視線をやる。

木の上で百希が黄色い目を光らせながら祈里を見下ろしていた。


祈里「う、うえー・・・こいつも呼んでんのかよ・・・」
29 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:09:45.28 ID:4p+sXigV0 [24/173回(PC)]
青髭「ん?どしたの?」

美希「百希が降りてこないのよ」


指差された方を見ると青髭は「うえっ」と変な声を出した。


青髭「その目をやめなさーい!!」

百希「・・・」


百希は迷惑そうに鼻を鳴らし顔を背けた。
30 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:13:29.28 ID:4p+sXigV0 [25/173回(PC)]
青髭「降りてこーい!!」ガシガシッ


百希が留まっている木の幹を執拗に蹴る。


祈里「・・・おいww」


祈里が青髭の傍に立つ。

二人は何度か耳打ちし、いやらしい笑い方をした。
31 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:16:30.14 ID:4p+sXigV0 [26/173回(PC)]
青髭がその場に立ち身構える。

祈里は木からかなり距離を取った。


美希「な、何するつもりよ・・・」

せつな「大体予想はつくわ」


突如祈里が木に向かい突進する。

飛び上がりドロップキックで木を蹴り飛ばした。
32 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:20:31.07 ID:4p+sXigV0 [27/173回(PC)]
振動が伝わり、枝に座っていた百希はバランスを崩して落ちる。

次に目を開けると、視界に祈里と祈里を抱えた青髭の姿が映った。


百希「・・・貴様ら・・・!」


青髭は祈里を抱えたまま一目散に逃げる。


青髭「バーカバーカww」
祈里「だせえwwだっせえwwww」


百希は立ち上がると黒い羽を展開し浮き上がった。


美希「ちょ!! あんた! 羽出すなっていつも言ってんでしょ!!」
33 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:25:02.18 ID:4p+sXigV0 [28/173回(PC)]
美希の制止など木にも留めず二人を追う。


ラブ「だ、ダーリィィィーン!!逃げ」


ラブが警告を出し終わらないうちに、百希が祈里と青髭を殴り飛ばした。

人形のように地面に薙ぎ倒され、地面と接触後撥ね上がり、地面を転がっていく。


ラブ「・・・」
美希「・・・」


ラブと美希の血の気が引く音。

一方でせつなは食べているドーナツを噴出すほど笑っていた。
34 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:28:41.61 ID:4p+sXigV0 [29/173回(PC)]
ラブ「だだだダーリィィィーン!!!!」

青髭「ラブ・・・俺の墓には・・・ハイビスカスだ・・・
    ハイビスカスを供えてくれ・・・ゆりの花は嫌いなんだ・・・」


慌てて走り寄ってきたラブにそう言い残すと青髭は意識を失った。


美希「手加減しなさいよ!!!
    あんたが殴ったらどうなるかわかんないわけ!!?」

百希「知らん・・・」
35 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:33:32.45 ID:4p+sXigV0 [30/173回(PC)]
美希「羽をしまいなさい!!」

百希「いちいち小うるさいやつだ・・・」

美希「ちょ!!待ちなさいよ!!!」


百希は翼を展開して元居た気に戻っていく。


美希「なんであんた達は命をかけてボケるのよ!!」

青髭「・・・」
祈里「・・・」

ラブ「どどどどうしようせつな!!!」

せつな「そうね・・・お医者様に診てもらった方が良さそうね」

カオル「オジサンを呼んだかい?」

ラブ「カオルちゃん!」
36 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:37:47.69 ID:4p+sXigV0 [31/173回(PC)]
カオル「おじさんこう見えても、ホワイトジョークと呼ばれていた時期があってね
     ブラックジャックだったっけ・・・ぐはっ!」

ラブ「カオルちゃんお願い!ダーリンとブッキーを助けて!」

カオル「任せときなよ!」


カオルちゃんはそう言うと、突然青髭の胸元を露出させた。

それに対して、心配そうに覗き込むラブ、頬を赤らめ顔を覆う美希

ドーナツを取りに行くせつなと三者三様の態度を見られた。
37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:41:10.89 ID:4p+sXigV0 [32/173回(PC)]
カオル「こ、これは・・・!」

ラブ「これは!!?」

カオル「脳震盪だね
     しばらく寝かせてあげればいいよ」


ラブのお礼の言葉に背を向けたまま手を振って、店へと戻っていった。


せつな「お医者様がそういうのなら信じられるわ」

美希「脱がせた意味あったの///」
38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:47:14.64 ID:4p+sXigV0 [33/173回(PC)]
ラブ「ダーリン・・・」


服のボタンを留めてあげながら心配そうに青髭の顔を覗き込む。


ラブ「もうこんなことしちゃダメなんだからね・・・メッ!」


注意すると、夢でも見ているのだろうか気持ち悪い笑顔を浮かべた。


ラブ「よーしっ!」


ラブは決心した顔で立ち上がると百希のいる方へとズカズカ進んでいく。


美希「ちょ・・・や、やめなさいよラブ・・・
    あんたもこいつらの二の舞になるわよ・・・」

ラブ「美希たんは黙ってて」

美希「・・・」
39 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:50:30.48 ID:4p+sXigV0 [34/173回(PC)]
ラブ「百希ー!」

せつな「ラブ、やめさない
     あなたの手に負える相手ではないわ」オロオロ

美希「そうよ、あんたまで殴られるわよ」オロオロ


百希は木の上からギロリとラブを睨む。


せつな「あの目を見なさい
     あれは誰かが制御できるものではないわ」オロオロ

美希「百希も短気なの直しなさいよ!
    あんたの性格だと世界中の人間殴っても物足りないわよ!」オロオロ

ラブ「・・・」

百希「・・・」
40 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:53:17.38 ID:4p+sXigV0 [35/173回(PC)]
ラブ「一緒にダンスしよーよー!」

百希「やらん!」

ラブ「ソッカー・・・」


ラブは肩を落としてテーブルへと戻っていく。


美希「はい?」

せつな「え?どういうことかしら?」
41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 02:59:10.45 ID:4p+sXigV0 [36/173回(PC)]
ラブ「だってさー百希っていつも不機嫌じゃん
   きっと不満が溜まってるんだよ」

美希「・・・」

ラブ「だからダンスすれば気も晴れると思ったの!」

せつな「(ラブ・・・あなたは私の太陽よ・・・)」

美希「・・・」

ラブ「あーあー、本当だったら今日はブッキーと百希も一緒に
   五人体制でダンスの練習しようと思ってたのにー・・・」

美希「三人になっちゃったね・・・」

せつな「ラブ、落ち込んでいても仕方ないわ!練習をしましょう!」

ラブ「・・・うん!そうだね!練習しよー!おー!!」
美希「おー!!」
せつな「おー!!」


青髭「・・・・・・」
祈里「・・・・・・」


百希「・・・」
42 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:06:49.96 ID:4p+sXigV0 [37/173回(PC)]
季節は夏。

炎天下で暑苦しくもあるが、爽やかな風が吹いていた。


青髭「・・・・・・」

祈里「・・・・・・」




パルミエ王国


王の間へと続く廊下をナッツが歩いていた。
43 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:09:52.97 ID:4p+sXigV0 [38/173回(PC)]
王の間へと入るとココと大臣が難しい顔で何かを話している。

ナッツに気づいたココは大臣を下がらせた。


ココ「ドリームコレットはどうだったココ?」

ナッツ「やっぱりないナツ・・・」

ココ「ココ・・・」

ナッツ「石になっているとはいえ
     あれはパルミエ王国で管理しておかないといけない力ナツ」

ココ「・・・」
44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:12:31.36 ID:4p+sXigV0 [39/173回(PC)]
ナッツ「それよりさっき大臣と何を話していたナツ?」

ココ「こっちも困ったことになってるココ」

ナッツ「ナツ?」

ココ「飛行するタイプの妖精を見たと国民が言っているココ
   おそらくそいつが犯人ココ」

ナッツ「ナツ!?・・・シロップナツ!?」
45 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:17:02.94 ID:4p+sXigV0 [40/173回(PC)]
ココ「シロップではないココ」

ナッツ「・・・じゃあその妖精は」

ココ「わからないココ
   でもシロップがそいつを追っていってしまったココ」

ナッツ「シロップ!」ボフンッ


ナッツは人間の形態へと変化して窓から身を乗り出す。

青空が広がっていた。そこにシロップらしき姿は見えない。


ナッツ「・・・」

ココ「シロップと同じタイプの妖精だろうか・・・」ボフンッ
46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:20:02.98 ID:4p+sXigV0 [41/173回(PC)]

パルミエ王国より南方の空。




二体の鳥型の妖精が飛んでいる。


シロップ「待つロプー!!」

黒鳥「・・・」


一体はシロップ、もう一体は黒い鳥。

黒い鳥の方が圧倒的に速度が速く、シロップはついていくのがやっとの状態だった。
47 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:24:00.50 ID:4p+sXigV0 [42/173回(PC)]
シロップにとって自分の出生の秘密はどうしても知りたい情報だった。

キュアローズガーデンで生まれ育った。

わかっているのはこれだけで、自分がどこの誰であるかはわかっていなかった。

目の前にいるのは明らかに自分と同種の妖精。

この黒い鳥に聞けば自分のことがわかると淡い希望だけを頼りに

限界以上の速度で飛んでいた。
48 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:26:13.99 ID:2Oj1X68j0 [1/1回(PC)]
こいつピーちゃんじゃね?
49 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:32:38.46 ID:4p+sXigV0 [43/173回(PC)]
シロップ「お願いロプ!待ってほしいロプ!
      シロップはお前のことを捕まえたいわけじゃないロプ!!」

黒鳥「・・・」

シロップ「シロップのことを教えてほしいロプ!!」

黒鳥「・・・」


振り切るように速度を上げる黒い鳥。


シロップ「・・・ああ」


黒い鳥が飛翔する太陽と重なった真っ黒なシルエットの嘴が光った。

すると次の瞬間、黒い鳥が超高速でシロップのすぐ傍を横切った。

乱気流が生まれ、姿勢が保てなくなったシロップ。

見苦しくも何度か羽ばたいてみるものの、抵抗虚しく落下していく。
50 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:36:15.75 ID:4p+sXigV0 [44/173回(PC)]
シロップ「・・・」


希望が消えていくような、そんな絶望の中、シロップは目を閉じた。

するとお腹のところに何かが触れる感触がした。

目を開けると、黒い鳥が下に潜り込み、シロップを支えて飛んでいた。


シロップ「・・・」

黒鳥「・・・」
51 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:40:37.20 ID:4p+sXigV0 [45/173回(PC)]
シロップ「お前誰ロプ? どこから来たロプ?」

黒鳥「・・・」

シロップ「教えてほしいロプ!
      シロップは自分のことが知りたいロプ!」

黒鳥「・・・」


黒鳥は何も言わずに速度を上げていく。

シロップでは到達できない速度を軽々超えていた。


シロップ「うわわ・・・!!」

黒鳥「お前はたぶん、俺と同じだが・・・
    飛ぶのが下手だな・・・」

シロップ「ロ・・・プ?」
52 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:44:34.12 ID:4p+sXigV0 [46/173回(PC)]
黒鳥「このまま俺の国に来るかい?」

シロップ「ホントロプ!?」

黒鳥「ただしお前じゃ、二度とここへは戻って来れないけど
    それでいいなら・・・連れてってやるよ」

シロップ「・・・戻って来れないロプ?」

黒鳥「ああ、確実にな
    どうする?」

シロップ「・・・ちょ、ちょっと待ってほしいロプ」
53 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:49:48.30 ID:4p+sXigV0 [47/173回(PC)]
シロップ「・・・」


以前のシロップなら全てを投げ打ってでも連れて行ってもらっただろうが

今のシロップにとってそれは難しい選択だった。

脳裏に浮かぶのはココやのぞみ達の顔。

自分の居場所はここなんだと感じたあれは嘘じゃない。

自分の出生と今の居場所。どちらを取るか。

答えは、実は決まっていた。

シロップは軽く羽ばたいて黒い鳥から離れる。
54 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 03:55:52.78 ID:4p+sXigV0 [48/173回(PC)]
風に逆らわないよう、風切り羽根を進行方向へと平行にする。

バランスを保っているだけだが、なぜか初めて空を飛んだときのことを思い出していた。


黒鳥「そうか・・・、ま、居場所があんならそれでいい」

シロップ「・・・」

黒鳥「お前は鳥の国の者だよ」

シロップ「鳥の国・・・」

黒鳥「色々あるけどねー・・・
    でもお前にとっては故郷ではないさ」

シロップ「・・・」
55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:06:03.04 ID:4p+sXigV0 [49/173回(PC)]
徐々に離れていく二体。


シロップ「名前は?」

サク「・・・サク」

シロップ「また会えるロプ?シロップはまたサクに会いたいロプ」

サク「・・・無理だな
   俺ここの空気嫌いだし」


サクは大きな黒い羽を羽ばたかせる。

足に掴まれているのは石となっているドリームコレット。

黒い鳥はあっという間に見えなくなってしまった。

緊張の糸が切れたのか、シロップは風に叩きつけられ落下していく。

逆さまになった世界。

その映像の隅に、軍を引いてこちらに向かっているココとナッツが映った気がした。


シロップ「・・・・・・」


その後のことはあまり覚えていない。
56 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:13:12.20 ID:4p+sXigV0 [50/173回(PC)]
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


目を覚ました青髭は周囲を見渡す。

夕暮れの公園、人も疎らなどこかもの悲しい風景。

中央の舞台でダンスの練習をしている三人の女の子。


青髭「地面でお昼寝とかありえねーわー・・・」


青髭は立ち上がる。

椅子に腰掛けている祈里が手を振っていた。
57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:17:42.32 ID:4p+sXigV0 [51/173回(PC)]
青髭「あー、百希に殴られたんだったなー・・・」

祈里「・・・おい勝手に俺のドーナツ食ってんじゃねーよ!」


青髭が木に目をやると数時間前と同じ姿勢で百希はそこに居た。

ドーナツを指差す。百希に反応はない。が反応がないということは肯定だ。

一つドーナツを掴んで投げると、受け取った百希はドーナツをかじった。


祈里「だから金払えよ!」

百希「・・・」
58 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:20:38.38 ID:4p+sXigV0 [52/173回(PC)]
ラブ「ダーリィィィーン!!目が覚めたんだね!よかったー!!」

青髭「ハッハッハッ!俺は鋼のボディなのだ!!」

ラブ「ダーリンすごーい!!」

美希「よく言うわよ・・・」

せつな「死ねばよかったのに・・・」


ダンスの練習を終えたラブ達が合流する。

先ほどまでの殺風景が一気に華やいだ。
59 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:22:38.68 ID:4p+sXigV0 [53/173回(PC)]
ラブ「・・・」

祈里「・・・な、なんだよ」


ラブはじっと祈里を眺める。


ラブ「ぶっきーも一緒にダンスしようよ!」

祈里「はぁ?何言ってんの?やらねーよ」

美希「・・・」

青髭「・・・」
60 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:26:24.31 ID:4p+sXigV0 [54/173回(PC)]
美希(てかさー、ラブってまだぶっきーが入れ替わってるって気づいてないの?)

青髭(言ったらしいけど夜遅く寝てたラブ起こしての告白だろ
    ダメダメ、ラブからすると夢だよ)

せつな(にわかに信じられることではないわ
     見た目は全く同じですもの)


ラブ「またクローバーやろうよ!」

祈里「・・・」

ラブ「あ、でも百希が入ると5人だね!
   新しいチーム名考えた方がいっかな!?」

祈里「やらねーって・・・」
61 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:30:30.65 ID:4p+sXigV0 [55/173回(PC)]
ラブ「ええー、いーじゃんいーじゃん!」

祈里「だからさそういうのじゃねーんだって」

ラブ「大丈夫だよ!
   踊り方忘れててもぶっきーならすぐ思い出せるから!」

祈里「・・・」

ラブ「私もサポートするからさー!
   一緒にやってみんなで幸せGETだよ!」

祈里「あのさぁ・・・」


美希「え、ちょっとなんかまずくない?」

青髭「え?・・・ラブ?ラブ、ダメだよ強要は
    ラブはそういう子じゃないよ」
62 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:33:50.63 ID:4p+sXigV0 [56/173回(PC)]
ラブ「だってさ!ぶっきーがダンスを始めたときって
   本当はやりたかったけど恥ずかしくてできなかったんだよ!」

祈里「・・・」

ラブ「今回だってきっとそうなんで」

祈里「やらねーっつってんだろ!!!!」


祈里はラブを怒鳴り上げテーブルを叩いた。


美希「ちょっとちょっと!落ち着きなさいよ!!」

せつな「ヒゲ!あなたぶっきーを止めなさい!」

青髭「・・・」
63 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:38:04.86 ID:4p+sXigV0 [57/173回(PC)]
青髭「・・・百希ー!降りてこーい」


異常な光景に目をまん丸にしている百希は青髭の言葉に従うように降りてくる。


せつな「・・・?」

青髭「ちょっとお散歩しようぜ」

百希「ほう・・・いいぞ」

せつな「え?何をやっているの?」


百希は青髭の腕を掴み、羽を広げ、公園内を低空飛行で回り始めた。


美希「現実逃避してんじゃないわよ!!!」
64 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:42:29.01 ID:4p+sXigV0 [58/173回(PC)]
百希「・・・」

青髭「わーいわーい!」

美希「あんた達はいつもいつも!!」


二人の進行方向へ割って入った美希はチョップで百希を叩き落した。

地面を叩きつけられた青髭と、ギリギリで保ち着地する百希。

チョップした方の美希の方が重症らしく。手を抑えその場に屈んでいた。


せつな「遊ぶのやめてくれないかしら?」
65 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:47:31.25 ID:4p+sXigV0 [59/173回(PC)]
美希「人前で飛ぶんじゃないっていつも言ってるでしょう!!」

百希「ハッ!」


正気に戻った百希はすぐさま定位置へと戻っていく。


美希「キーッ!!逃げんじゃないわよ!!
    ・・・あんたも飛ばすんじゃない!!
    それよりやることあるでしょ!!」

青髭「女の子同士の小競り合いに口を挟むほど俺は紳士じゃない!」

美希「紳士とか紳士じゃないとか関係ない!!
    大人として「それはダメだよ」とか言ってあげなさいよ!!!」

青髭「俺は子供だよーう!!!」

せつな「混乱しているのね・・・」
66 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:52:22.19 ID:4p+sXigV0 [60/173回(PC)]
青髭「俺にはポリシーがあるんだ!!!
    子供の喧嘩に口を挟まない主義!!!」

せつな「へぇ~・・・」

美希「あんたがそんな主義だったなんて始めて知ったわよ!!」

青髭「(悪いのはラブ・・・だけどラブは悪くない!
     許せ山吹・・・大人になれ山吹・・・)」


青髭の目地、悪態を垂れている山吹と


異常なまでに落ち込んでいるラブの姿。


青髭「謝れ!!この山吹野郎!!!!」

美希「ちょ!!さっきと言ってること違うし!!!」
67 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:55:20.44 ID:4p+sXigV0 [61/173回(PC)]
青髭「いいかい山吹、ラブは女神なのだ
    わかるかい?」

祈里「・・・」

青髭「女神は常に正しいんだ
    間違っているのはお前だ、謝れ」

祈里「・・・」

青髭「お節介ってのはかけられているうちが至福
    かけられなくなったら人間終わりだよ」

祈里「・・・」

青髭「そう、お前がダンスやれば全部丸く収ま」


祈里が飲みかけのドリンクを青髭にぶっ掛ける音。


青髭「」
68 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 04:57:38.58 ID:4p+sXigV0 [62/173回(PC)]
せつな「ラブ・・・少し強引過ぎたわ・・・」

ラブ「・・・」

せつな「ああいう言い方をされればプライドが高い人間は
     内心と違う行動を取ってしまうものよ」

ラブ「ぶっきーってプライド高くない」

せつな「oh...」ピシッ

ラブ「・・・」
69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/16(水) 05:00:51.25 ID:xmmTtjfM0 [1/1回(PC)]
青髭に美希っていうと違うアニメに見える
70 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:02:04.61 ID:4p+sXigV0 [63/173回(PC)]
美希「あーあー・・・
    も、ほーっとこーっと」

青髭「ずるい!!」
せつな「ずるいわ!!」


?「ピヨー!!!」


青髭「ピヨ?」
せつな「ピヨ?」


遠くの空から鳥のような鳴き声が聞こえた。

せつなと青髭がその方向を見上げると黒い塊が見えた。


美希「だーって、よく考えるとすっごーいバカらしいケンカだしぃ~
    完璧なあたしが気に留める必要もないって言・・・アター!!!!」

?「ビヨッ!?」


黒い塊は一直線に落下して、憎まれ口を叩いている美希の後頭部に直撃した。


青髭「・・・」
せつな「・・・」
71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:04:46.00 ID:4p+sXigV0 [64/173回(PC)]
青髭「お・・・おお・・・」

せつな「ヒゲ・・・あんたが確認してきなさい・・・」

青髭「ヤダよ・・・戦闘能力あるせつなが」

せつな「こんなときタルトだったら一番に行ってくれるのに!!
     あなたはタルト以下ね!!」

青髭「じゃあ一緒に行こうよ!!」

せつな「・・・まぁ、それで許してあげるわ」


美希「あたしの心配してよ~・・・」
72 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:09:06.26 ID:4p+sXigV0 [65/173回(PC)]
?「・・・」ピクピク

青髭「お、おお・・・鳥か・・・」

せつな「鳥・・・なの?
     ヒゲ、あれの羽を広げて来なさい」

青髭「えー・・・やだよ・・・」

せつな「こんなときタルトなら・・・」

青髭「タルト、カオルちゃんとこ居るんだろ?
    呼んで来ようよ」

せつな「あなたがいきなさい!」

青髭「鳥だったら雑菌でいっぱいだよ!」

せつな「あなたと似たようなものでしょう!」
73 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:17:06.69 ID:4p+sXigV0 [66/173回(PC)]
風を切る音と同時に影が一つ、せつなと青髭の上を通り過ぎた。

百希は鳥らしき物体の元へ着陸する。


青髭「百希さーん」
せつな「百希ー」


百希は乱暴に鳥を掴むとそのまま持ち上げた。

羽が広がり鳥のような顔をした何かが目を回していた。


せつな「妖精かしら・・・」

青髭「こういう意味不明な生物はわからないですー・・・」
74 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:20:52.70 ID:4p+sXigV0 [67/173回(PC)]
美希「百希ぃー、それなんなの?」

百希「さてな・・・」


美希が百希の方へと歩み寄り、鳥らしき物体の顔を覗き込む。


?「ピヨ!!」

美希「ちょ!!え!!?ギャー!!!」


目を覚ました物体が暴れだし、百希の腕を振り払った。

近くに居た美希の顔に抱きつく。


青髭「わー!!ちょっとしたバイオハザード!!!」

せつな「美希ー!!」
75 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:21:43.13 ID:8JwRsJCk0 [1/1回(PC)]
いつものまーくん…?
76 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:23:42.82 ID:4p+sXigV0 [68/173回(PC)]
?「助けて欲しいピヨー!!!」

美希「はなれなさい!!なんか生ぬるくて気持ち悪いのよー!!!」

百希「・・・」


美希は顔面にへばり付いた物体を引っ張るが、引き離せそうな感じではなかった。


青髭「喋った・・・」

せつな「確実に妖精ね・・・」
77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:30:53.66 ID:4p+sXigV0 [69/173回(PC)]
肉団子から羽が生えたようなスタイル

足はペンギンのように短く、鳥類であることが伺える作りではない。

どちらかと言うとピーナツのような形だ。


?「・・・ハッ!!」

青髭「・・・ぬっ!!」


肉団子と青髭に気づくと、美希から離れ、ストンと地面に着地する。

トテトテと、見る人が見れば愛くるしくもある歩き方だが

せつなや青髭にとってそれは腹立たしい歩き方だった。
78 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:35:12.83 ID:4p+sXigV0 [70/173回(PC)]
?「王子ー!!!」


肉団子が青髭の足に抱きつく。


青髭「ふざけんな!!!はなせ!!!」


青髭は振り放そう足を前後に激しく動かすが

ガッチリロックされた状態で離れる気配はない。


美希「酷い目に遭った・・・さっきのは?」

青髭「お前!!どういう胸筋してんだよ!!!」

美希「・・・あんた今、仮面ライダーキバっぽいわよ」

青髭「・・・マジで?」
79 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:37:30.84 ID:4p+sXigV0 [71/173回(PC)]
青髭「ウェイクアーップ!!!」

?「王子ー!!」

青髭「違う今俺はファンガイアの王だ!!」

?「王ー!!」


ポーズを取る青髭。


美希「でさー・・・これなんなの?」

せつな「見たところ・・・妖精だとは思うけれど」

百希「・・・」
80 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:40:54.99 ID:4p+sXigV0 [72/173回(PC)]
祈里「・・・お、おい///」

青髭「あ・・・なんだお前?」

祈里「ちょっとそれ貸せよ///」

青髭「・・・?取れよ」


青髭は肉団子がしがみ付いている方の足を祈里に向ける。

肉団子を引っ張る祈里。


?「ぐおおお!!絶対に離れんピヨー!!」

祈里「おい、そう言わずこっち来いよ///」

青髭「・・・」

美希「・・・ぶっきー?」
81 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:44:57.54 ID:4p+sXigV0 [73/173回(PC)]
祈里「おう///こいつ・・・こいつフワフワしてやがる///」
?「ピヨー!!王子ー!助けて欲しいピヨー!!!」


青髭の足から丁寧に肉団子を引き離し抱きかかえる。


青髭「き、きめぇ・・・」

美希「あんた・・・どうしたのよ・・・」

せつな「狂ったの?」

祈里「おお///こいつは・・・こいつは///」ギュッギュッ
?「や、やめるピヨー!!!」
82 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:50:04.79 ID:4p+sXigV0 [74/173回(PC)]
青髭「気持ち悪いけどナイスだ山吹」

美希「そうね・・・ぶっきーそのまま固めといて」

せつな「・・・と言うか」


せつなが目で合図を送ってくる。

ラブが興味津々と言った感じではあるが

ばつが悪くこちらへ来れていない状態だった。
83 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:52:51.62 ID:4p+sXigV0 [75/173回(PC)]
青髭「助けてって言ったよね、こいつ」

せつな「ええ、言ったわ」

青髭「妖精が助けてって言ったってことは
    そういうことだよね」

せつな「そういうことね」

青髭「よし・・・他のプリキュアに頼もう!」

せつな「そうね、ラブを巻き込まないためにはそれしかないわ」

青髭「俺!スイートプリキュアがいい!!」

美希「・・・」
84 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:55:14.93 ID:4p+sXigV0 [76/173回(PC)]
美希「・・・」

青髭「なんなんだよお前はよー!!」

美希「・・・」

青髭「俺がスイートプリキュアに近づこうとすればその目しやがって!!」

美希「・・・」

青髭「何!!?スイートの何が気に入らないわけ!?」

美希「・・・」

青髭「・・・わ、わかったよ!!じゃあ5でいいよ!!!」

美希「・・・」

青髭「あ、5もダメって感じ!!?」

美希「・・・」

青髭「その目をやめろ!!!お前百希に似てきたぞ!!!」
85 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 05:58:15.91 ID:4p+sXigV0 [77/173回(PC)]
ラブ「ダーリン」

青髭「ら、ラブゥ・・・」

ラブ「その子どうしたの?」

青髭「迷子かな、あらら大変だね
    じゃあちょっと交番に届けてくるね」

ラブ「妖精を交番に届けても意味ないよね」

青髭「・・・」

ラブ「どうしたの?」

?「ピヨー?」


青髭「あっ・・・あっ!ちょっと!」

せつな「あっ・・・あっ・・・!」
86 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:01:16.55 ID:4p+sXigV0 [78/173回(PC)]
祈里「・・・あんだよ?」ギリギリ
?「うう・・・苦しいピヨ・・・」

ラブ「・・・」


青髭「ちょー・・・この険悪な雰囲気なんとかしろよ・・・」

せつな「どうしようもないわ」

百希「・・・」

美希「・・・」
87 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:04:33.67 ID:4p+sXigV0 [79/173回(PC)]
せつな「仕方ないわ
     こうなったら私たちでこの子を助けてあげる他ないみたいね」

青髭「どうなったらそうなるんだよ」

せつな「ラブがあの子に気づいてしまった地点で取り返しがつかないもの」

美希「えー、ヤダー、こんな険悪なムードでチームプレイとかムリィ・・・」

百希「・・・」


祈里「・・・」ギリギリ
?「・・・・・・」

ラブ「・・・」


百希「それ以上絞めると死ぬぞキュアパイン」


祈里「・・・なに!?」

?「・・・・・・」ブクブク

ラブ「おおおう!!!」
88 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:07:12.00 ID:4p+sXigV0 [80/173回(PC)]
祈里「やべーやべー!!!」


肉団子を頭上に掲げ青髭の元に走る。


祈里「やべえどうしよ!!!」

青髭「俺かよ!!俺妖精の取り扱い詳しくねえよ!!!」

せつな「というか獣医はあなたでしょう」

祈里「ムリムリムリ!!」

ラブ「カオルちゃーん!!!」

カオル「おじさんの出番かい?」
89 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:09:39.39 ID:4p+sXigV0 [81/173回(PC)]
青髭「お前いけんのかよ?」

カオル「ダイジョーブダイジョーブ
     おじさんこう見えて獣医界のブラックスターと言われたことあるから」

青髭「ブラックジャーック」

カオル「おっ!やっぱツッコミがいてくれると盛り上がるねー!・・・ぐはっ!」


肉団子の羽を広げた状態で地面に転がす。
90 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:11:46.65 ID:4p+sXigV0 [82/173回(PC)]
カオル「これは・・・!」

祈里「おい頼むよ!!」

カオル「おーっしゃー!!とうりゃー!!!」


肉団子に手刀を叩き落す。


青髭「・・・」

美希「・・・むぅ・・・」

カオル「安心しなよ、峰打ちだからさ」

青髭「・・・」

美希「・・・むぅ・・・」
91 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:14:21.15 ID:4p+sXigV0 [83/173回(PC)]
?「ぴ・・・ピヨ!」

カオル「見たかこれぞオジサンの千の技の一つ蘇生術だー!」

青髭「スゲーよ」

美希「何者なの・・・」

カオル「名乗る名は・・・ない」

青髭「さっき獣医界のブラックジャックって肩書き名乗ってただろー!!」

カオル「ぐはっ!」

青髭「「ぐはっ」じゃねーよ!!」
92 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:20:43.71 ID:4p+sXigV0 [84/173回(PC)]
せつな「大丈夫?」

?「プリキュアって思ってたのと違うピヨ・・・」

美希「えー、あんたってあたし達がプリキュアだと知った上で近づいてきたってわけー?」

?「そうピヨ!
  ピヨッピはルルッル様からプリキュアを連れて来いと言われたピヨ!」

青髭「情報過多だよ・・・」

せつな「ピヨッピ?それがあなたの名前なの?」

ピヨッピ「ピヨッピピヨー!」

青髭「・・・ああ・・・こいつ絶対MHかSSか5寄りの妖精だ・・・」

美希「ルルッル様って誰?」

ピヨッピ「まぁそれは置いといて・・・ピヨ」

美希「(置いとかれた・・・)」

青髭「少なくとも心の大樹所属ではない・・・」
93 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:26:01.14 ID:4p+sXigV0 [85/173回(PC)]
ピヨッピ「ピヨッピ達の住む鳥の国が悪いやつらに狙われてるピヨー!
      プリキュアー助けてほしいピヨー!」

美希「自分達でなんとかしなさいよ」

ピヨッピ「ピヨ?」

せつな「そうね、妖精は困ったことがあると
     なんでもかんでも他の世界の人達に押し付け過ぎなところあるわ」

ピヨッピ「ピヨ?」

百希「話が見えんが悪いやつらとはなんだ?」

ピヨッピ「詳しくはわからんピヨ、でも黒い鳥が悪いことをしようとしてるピヨ」

青髭「内乱じゃねえか・・・」
94 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:31:21.96 ID:4p+sXigV0 [86/173回(PC)]
ピヨッピ「ひ、酷いピヨ・・・
      伝説の戦士と王子が・・・ここまで人でなしとは思わんかったピヨ」

美希「ひ、人聞き悪いのよ・・・」

ピヨッピ「信じられんピヨ・・・」

青髭「現実よ、受け止めて」

ピヨッピ「こんな現実受け入れてたまるかピヨー!!
      誰かまともな人は居ないピヨ!!?・・・ピ?」

祈里「おお・・・///」


ピヨッピの一挙手一投足に虜となっている祈里の姿。
95 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:36:08.23 ID:4p+sXigV0 [87/173回(PC)]
ピヨッピ「・・・」トテテテ

祈里「おおっ///」

ピヨッピ「・・・」トテテテ

祈里「おおっ///」

ピヨッピ「・・・」バサッ

祈里「うおおおっ///」

ピヨッピ「・・・///」バサバサッ

祈里「ッ///」


祈里はピヨッピが動くたび目で追い続ける。

ピヨッピは少し嬉しそうだった。


青髭「山吹君が超キモいんですけどー!!!」

せつな「打ち所が悪かったのかしら・・・」

美希「壊れちゃうくらい全力で殴ったの?」

百希「うむ」
96 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:44:44.38 ID:4p+sXigV0 [88/173回(PC)]
ラブ「あなた困ってるの?」

ピヨッピ「チョー困ってるピヨ!」

ラブ「だったら私たちが力になってあげようよ!」

青髭「・・・」

せつな「ラブがそう言うんだったら、そうしましょう」

青髭「・・・」

美希「ドンマイ」

青髭「百希ぃ・・・」

百希「わからん・・・」
97 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:48:45.54 ID:4p+sXigV0 [89/173回(PC)]
テーブルの上にピヨッピが立つ。

それを囲むようにラブ、青髭、美希、せつな、祈里、百希の順で椅子に座った。


カオル「あー・・・円卓の騎士だー・・・」

タルト「ZZZ...ZZZ...」


傍から見て異常な光景だろう。

思わずカオルちゃんも作業を止めてその姿に見入っていた。
98 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:51:47.49 ID:4p+sXigV0 [90/173回(PC)]
ピヨッピ「じゃあ順を追って説明するピヨ」

ラブ「・・・」

ピヨッピ「ピヨッピ達の国である鳥の国は悪いやつらに狙われているピヨ」

せつな「・・・その悪いやつらが黒い鳥ってことでいいのかしら?」

ピヨッピ「ルルッル様の予言ではそうピヨ」

美希「予言・・・」

青髭「ヤダよ予言とか・・・」
99 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:54:10.80 ID:9c+oapD4O [1/1回(携帯)]
へぇ
100 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:54:58.07 ID:4p+sXigV0 [91/173回(PC)]
ピヨッピ「ルルッル様は鳥の国の長老のような者ピヨ
     信じられる情報ピヨ」

美希「長老って・・・髭とか生えてるわけ?」

ピヨッピ「姿見たことないから知らんピヨ」

青髭「・・・えー・・・」

百希「話にならんな・・・」

ピヨッピ「違うピヨ、ルルッル様はとある事情で人前に姿を現せないピヨ」

せつな「とある事情とは何?」

ピヨッピ「知らんピヨ」

せつな「・・・」

青髭「あー・・・プリキュアっぽい」
101 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 06:57:37.30 ID:4p+sXigV0 [92/173回(PC)]
ピヨッピ「その悪いやつらが行動を起こすのは明日ピヨ」

美希「あ、明日・・・」

せつな「無茶振りだわ・・・」

百希「なぜ明日とわかる?」

ピヨッピ「それは明日がお祭りだからピヨ」

青髭「そうか祭りじゃ仕方ねえな・・・
    ってならないからね、ゼッテならねえから」
102 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 07:09:40.71 ID:4p+sXigV0 [93/173回(PC)]
ピヨッピ「話はちゃんと最後まで聞くピヨ!
      そのお祭りが問題ピヨ!」

美希「・・・なんのお祭り?」

ピヨッピ「鳥の国では明日!!
      100年に1度の日蝕が起こるピヨー!!」

せつな「・・・」

青髭「待てって、100年に1度ってなんだよ?
    俺の知ってる日蝕ってそんな周期はなれてねーよ!」

ピヨッピ「あー、それは知らんピヨ」
103 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 07:22:23.74 ID:4p+sXigV0 [94/173回(PC)]
青髭「知らん知らんと・・・知らんことをテキトーに・・・
    これだから型遅れの妖精は・・・」

ピヨッピ「鳥の国では新月の回数で日蝕に日を知れるピヨ」

せつな「それはちなみに何回?」

ピヨッピ「1300回?」

美希「よくわからないなら頑張らないで・・・
    余計混乱するから・・・」

青髭「いや、まぁ、妥当か」

せつな「妥当と言えば・・・まぁ・・・妥当ね・・・」
104 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 07:25:34.84 ID:4p+sXigV0 [95/173回(PC)]
せつな「鳥の国とはどこにあるのかしら?」

ピヨッピ「あっちピヨ」


ピヨッピが羽を広げて空を指す。

夕焼け空が綺麗だった。


せつな「う、浮かんでいるってことでいいかしら?」

ピヨッピ「いいピヨよ」

せつな「・・・」
105 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 07:28:23.64 ID:4p+sXigV0 [96/173回(PC)]
せつな「うまく日蝕の軌道と噛み合わないように動いているのかしら?」
美希「チョット、ヒトノマエデソウダンシナイデヨ」
青髭「いや、わかんない
    ファンタジー過ぎてわかんない」


ピヨッピ「細かいことにうるさいやつらピヨ」

百希「・・・」
106 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 07:38:57.89 ID:4p+sXigV0 [97/173回(PC)]
せつな「・・・うぎっ」
 ∩
美希「ところでさー、日蝕だからってどうなるわけ?」ズイッ
 ∪
青髭「おうふ・・・」

ピヨッピ「ピヨー?」

美希「日蝕でお祭りがあるから悪いやつらが動くって意味わかんないんだけどー」

祈里「バカだなお前」

美希「じゃああんたわかんの?」

祈里「鳥ってのは夜飛べねーんだよ
    日蝕ってことは、そのときできた闇に乗じ何かをするってことだな(キリッ」
美希「おおっ!さっすが獣医!」

祈里「悪いやつってのが梟みたいな夜行性の鳥だな(キリッ」
美希「おおっ!それっぽい!」

祈里「ま、ちょっと頭を使えばわかることよ!」

ピヨッピ「ぜ、全然違うピヨ」

祈里「・・・」

青髭「バカ・・・」
せつな「夜飛べないことが前提なのに
     なぜわざわざ100年に1度の日蝕の日を狙う必要があるの・・・」
107 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 07:43:50.37 ID:4p+sXigV0 [98/173回(PC)]
ピヨッピ「鳥の国には言い伝えがあるピヨ」

せつな「・・・」

ピヨッピ「日蝕で欠けた太陽の光が祭壇に降り注ぐとき
     祭壇に捧げられしもの、その時を回帰するーピヨ!」

祈里「それを早く言えよ///」

美希「そうよ///重要なことを最初に言わないから恥かいたじゃない///」

ピヨッピ「お前らがピヨッピの説明も聞かず勝手に話進めただけピヨー!!」

青髭「時・・・回帰・・・」

せつな「ヒゲ?」

青髭「え///俺若返れるの///」

せつな「・・・」
108 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 07:46:09.68 ID:4p+sXigV0 [99/173回(PC)]
青髭「ラブ、俺若返れるよ!!」

ラブ「えっ!ホント!?」

青髭「やったー!!!俺ラブと同じ学校に編入する!!!!
    ラブとスクールデイズ!!ヤター!!!」

ラブ「やったー!!」

ピヨッピ「バカ言うなピヨー!!!!」

青髭「・・・」

ラブ「・・・」
109 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 07:51:15.71 ID:4p+sXigV0 [100/173回(PC)]
ピヨッピ「信じられんピヨ・・・」

青髭「・・・」

ピヨッピ「王子が・・・どれだけ高尚なお方かと・・・
     ピヨッピは期待に胸を膨らませていたピヨ・・・」

美希「てか王子ってさー・・・何?」

青髭「俺から溢れ出る王子臭がそうさせるのかな?」

ピヨッピ「そこへ直れピヨー!!!」

青髭「・・・」

ピヨッピ「使ってはいけない力ピヨ!!!
     王子ならそれがどれだけ摂理に反するかわかっていると思ってたピヨ!!!」

青髭「・・・」

ピヨッピ「それを・・・王子は・・・失望したピヨー!!!」

青髭「わ、若返りたいんだから仕方ないだろ・・・」
110 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 07:53:17.57 ID:4p+sXigV0 [101/173回(PC)]
ピヨッピ「このバカ王子ー!!!」

せつな「ピヨッピ、こいつの扱いなら私に任せてくれればいいわ」

ピヨッピ「任せるピヨ」

青髭「・・・な、何よ?」

せつな「若返ったところで引きこもりが学校へ行けるの?」

青髭「・・・」

青髭「・・・」

青髭「うわああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

美希「青髭ー!!!どこ行くのよ!!!?」
111 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 07:55:37.95 ID:4p+sXigV0 [102/173回(PC)]
カオル「青春だねぇ・・・」

青髭「こんな青春があってたまるか!!!」


タルトの荷袋の中からミラクルライトを取り出す。


青髭「このせつな野郎!!!
    ここから居なくなれラビリンスー!!!」


両手一杯のミラクルライトでせつなを照らす。


せつな「少し眩しいわ」

青髭「・・・おのれぇ・・・!おのれラビリンス!!」
112 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 08:03:15.24 ID:4p+sXigV0 [103/173回(PC)]
青髭「ミラクルライトー!俺に力をー!!」


せつなが青髭の手を払う音。ミラクルライトが地面に落ちる音。


せつな「もう一度言うわ
     引きこもりが学校へ行けるの?」


それがとどめとなり、青髭は地面に泣き崩れた。


ラブ「だ、ダーリン・・・」

美希「言いすぎよー!!!」

青髭「せつなが酷い・・・」
113 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 08:07:28.68 ID:4p+sXigV0 [104/173回(PC)]
青髭「だからフレッシュって嫌なんだよ・・・」

美希「げ、元気出しなさいよ
    せつなだってきっと本心ではないわよ」

青髭「信じらんねー・・・
    言うに事欠いて引きこもりが学校に行けるって・・・
    それ一番デリケートなところでしょー・・・」

美希「まぁまぁ・・・あ?」


よく見ると青髭は地面に何かを描いている。

それがキュアリズムとわかるまで時間は必要なかった。

地面ごと抉るように蹴り、キュアリズムが真っ二つとなる。


青髭「リズムー!!!」

美希「はい!リズムご臨終!!」

青髭「何がお前をそうさせるんだ・・・」
114 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 08:12:50.36 ID:4p+sXigV0 [105/173回(PC)]
ラブ「お祭りってなんのお祭り?」

ピヨッピ「ピヨッピ達にとって闇は怖いピヨ
      だから国民みんなでお祭りして明るく国を盛り上げようというお祭りピヨ!」

祈里「ふ~ん・・・」

百希「・・・」

ピヨッピ「だからどうしてもプリキュア達の力が必要ピヨ!」

美希「結局それかい・・・」

ピヨッピ「お願いピヨ!助けて欲しいピヨ!!」

ラブ「うん!私達は困ってる人を放っておけないの!」

祈里「(てめーだけだろ)」

ラブ「お祭りを邪魔しようとするやつを倒して!!
    みんなで幸せGETだよ!!」

ピヨッピ「それでこそ伝説の戦士ピヨ!」
115 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 08:17:14.80 ID:4p+sXigV0 [106/173回(PC)]
せつな「バカ王子ー、ラブがやる気になってるけどあなたはどうするのー?」

青髭「黙れ俺に話しかけるなクソババア」

ラブ「ダーリン・・・」

青髭「ラブ・・・」

ラブ「一緒に来て!私たちに力を貸して!」 ・・・力を貸して!」 ・・・貸して」 木霊

青髭「・・・///」


青髭が立ち上がる。


青髭「決まりだ!!
    俺達は天を目指す!!!」

ラブ「ありがとダーリン!!」

せつな「まぁ、引きこもりのくせに天には行けるのね
     でも逝き方が違うのではないかしら」


青髭が泣き崩れる音。


ラブ「ダーリィィィーン!!!」
116 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 08:23:51.35 ID:4p+sXigV0 [107/173回(PC)]
ピヨッピ「じゃ乗るピヨ」ボフンッ


煙に包まれ肉団子の形態から大きな鳥の形態へと姿を変える。


青髭「ええー・・・お前シロップ?」

美希「言われてみれば確かに・・・シロップみたい」

ピヨッピ「え?誰ピヨ?」


青髭は「こっちの話」と手をヒラヒラ泳がせて見せた。


祈里「私・・・私信じられない///
    こ~ん~な~日~が~来~る~な~ん~て~♪」


唄い踊りながら少女はピヨッピに乗り込んでいく。


青髭「あいつの時間回帰させよう」

美希「そうね、あれ完全に壊れてる」
117 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 08:27:45.27 ID:4p+sXigV0 [108/173回(PC)]
百希「・・・」

青髭「おい、百希ー!
    何してんだよ!?
    お前来ない系?」

美希「帰るんだったらママに伝言お願いねー
    今日ぶっきーの家泊まるからってちゃんと伝えてねー」

百希「いや、行く
    だがそいつの借りん
    そんな醜いものに乗らなくとも自分の力で飛べるのでな」

青髭「あ、そー」

美希「百希だったら大丈夫か・・・」
118 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 08:31:49.99 ID:4p+sXigV0 [109/173回(PC)]
ピヨッピ「飛べるピヨ?
     でも乗った方がいいピヨよ」

せつな「ぴよよー」
青髭「ピヨヨ」

百希「必要ない」

ピヨッピ「えーでもピヨッピ早いピヨよ」

せつな「ぴよよー」
青髭「ピヨヨ」

百希「安心しろ、私と同じ速度で飛べる者など
    キュアムーンライトしかいない」

ピヨッピ「ピヨ?」

美希「うん、たぶんそうじゃない?」

ピヨッピ「マージピヨ?」

せつな「まーじぴよよー」
119 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 08:40:28.83 ID:4p+sXigV0 [110/173回(PC)]
ピヨッピ「じゃああっちの方角へ先に飛んでほしいピヨ」

百希「なぜ私が先に飛ばねばならん? 行き方を知っている貴様が先だろう?」

ピヨッピ「ダーイジョウブピヨ すぐ追いつくピヨ
      追いついたらピヨッピに乗ってほしいピヨ」

百希「・・・舐めた口を利くものだな」ビキビキッ

ピヨッピ「舐めてるのはそっちピヨ」ビキビキッ

青髭「え、お前らバカ?」

美希「これなんの張り合いなわけ? どっちが速いかの張り合い?」

百希「確認のため訊かせてもらう 本当に私が先でいいんだな?」

ピヨッピ「全然構わんピヨ」

ダーク「スイッチ・オーバー!!!」


プリキュアの姿へとシルエットチェンジし、ダークプリキュアは全速力で飛び立つ。

赤い光が遠ざかっていく光景が見えた。


青髭「全力だ!!」

美希「短気すぎよ!!」
120 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 08:46:44.72 ID:4p+sXigV0 [111/173回(PC)]
ラブ「あーあー・・・早く百希を追わないと見失っちゃうよ~!」

ピヨッピ「あ、全然おせえピヨ」

美希「・・・ん?」
せつな「・・・ん?」

祈里「・・・何やってんだお前?」


シロップ同様、背中のくぼみの中にあるシートに青髭はしがみ付いている。


青髭「保身かな・・・
    本当にダークより速かったら死ぬし・・・」


ピヨッピは大きな羽を一度だけ羽ばたかせる。

その一度の羽ばたきで、人が4人乗れるほどの巨体が大きく浮き上がった。


せつな「やば・・・」

美希「マジなの・・・?」


慌てて青髭と同じ姿勢を取る。
121 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 08:54:16.11 ID:4p+sXigV0 [112/173回(PC)]
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


ダーク「フンッ・・・大口を叩いた割に追ってこれんとはな」


今まで振り返ることもなく全力で飛び続けた。

完全に振り切ったという自信があった。

確認のため振り向くが姿は見えない。

勝利を確信したダークは不敵な笑みを浮かべた。
122 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 08:59:48.26 ID:4p+sXigV0 [113/173回(PC)]
ダーク「仕様のない・・・
     待ってや・・・あ?」


かなり遠くの雲が、ミサイルに貫かれたかのように円形に広がった。

何があったのか確認のため、目を凝らしているその最中に

巨大な鳥がダークの足元を通り過ぎていった。


ピヨッピ「ピヨヨ~ウ」

美希「耳いたーい!!!さっきバチッってきたし!!」

せつな「耳を塞ぎなさいと忠告したでしょう!!」

青髭「ふざけんなお前!!!もっとゆっくり飛べ!!!
    さっき確実に音の壁突破しただろ!!!」

ラブ「ぐぬぬぬ・・・!!」
123 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 09:08:31.28 ID:4p+sXigV0 [114/173回(PC)]
ダーク「くっ・・・!」

最初は前方から風が吹いたと感じていた。

気づいたとき自分は上空からの風で押さえつけられるように落下している。

と思えば、背後からの風に押されている。

ときたま違う方向からの風に挟まれ身体が回転する。

気流に遊ばれダークは姿勢維持すら困難な状態となっていた。


ピヨッピ「ピヨヨ~ウ、あの黒いのに近づくピヨ!
      近くまで行ったら回収はそっちで頼むピヨ!」

せつな「減速して!お願いだから減速して!!」

美希「こんな状態でダークの回収とか無理!!」

ピヨッピ「えーでも、一度加速したら中々減速はできないピヨ!
     だーかーらー、このまま行くピヨ!!」

青髭「ざっけんな!!!
    なんだお前のその、わけわかんねーやってやれ精神は!!!」
124 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 09:14:49.90 ID:4p+sXigV0 [115/173回(PC)]
ダーク「・・・ッ!!」


視界の端っこから先ほどこの気流を生み出した者が旋回してくる。


ダーク「やめろ来るな・・・!」

青髭「羽を畳めバカー!!!!!」


遠くから聞こえるのは少しだけ聞き慣れた声。

その言葉に縋る様にダークは羽を畳む。

身体を煽っていた風が幾分和らいだ。
125 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 09:17:14.53 ID:4p+sXigV0 [116/173回(PC)]
美希「耳がぁ・・・」

青髭「おい山吹!!!そっち持て!!!」

祈里「オッケ!!!」


祈里と青髭が美希の足を抱きかかえる。


美希「え・・・二人ともあたしの足掴んでどうするつもり?」

青髭「お前の妹だろ!!お前回収して来い!!!!」


美希を空中へと放り出す。


美希「いいいいいいいやあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

青髭「ゼッテ放すなよ!!!」

祈里「てめえの方が心配だよ!!!」
126 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 09:29:09.60 ID:4p+sXigV0 [117/173回(PC)]
逆さまの状態で空中へと投げ出された美希が遠めに見たのは

捨て犬のように不安そうな顔をしているダークだった。


美希「ちょ!!ちょ!!ちょ!!!あんたなんて顔してんのよ!!!!!」


次第にダークが大きくなっていく。

接触できるのはコンマ0以下の刹那の時間だろう。

美希は全力で手を伸ばした。

それでもまだ届くかどうかはわからない。


美希「あんたも手ェ伸ばしなさいよ!!!!!」


その言葉にダークは手を伸ばす。

二人の腕が接触し、ダークの方がその腕を掴んだ。
127 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 09:33:59.78 ID:4p+sXigV0 [118/173回(PC)]
美希「ッ!!しっかり握っときなさいよ!!!」

ダーク「・・・」


全身が引きちぎれそうなほどの負荷を感じながらも気丈に指示を出す。

実際の話、美希の握力ではダークを掴んでおけるほどの力がなかった。


美希「早く引き上げてよー!!!!」

青髭「山吹ー!!!!!」

祈里「やってるよ!!!!!」


祈里と青髭の力も及ばず、支えるだけが精一杯な状態だった。


イース「ああもう!!
     スイッチ・オーバー!!!!」
128 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 09:37:58.51 ID:4p+sXigV0 [119/173回(PC)]
イースの形態へとシルエットを変え身を乗り出す。

その足をラブが抱きかかえていた。

イースは美希の身体を抱きしめると、上体の力でシートへと引き摺り込む。

美希を固定したのを確認すると、次にダークを引き摺り込んだ。


ピヨッピ「ピヨヨ~ウ」
129 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 09:40:31.37 ID:4p+sXigV0 [120/173回(PC)]
ダーク「・・・」

イース「ハァ・・・ハァ・・・」

美希「・・・・・・」

祈里「チックショー・・・!」

ラブ「・・・」

青髭「・・・前途多難」

ピヨッピ「じゃあスピード上げるピヨ!」

美希「ま・・・ま~じ?」

青髭「なんていうか・・・ムカつく・・・」
130 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 09:44:21.37 ID:4p+sXigV0 [121/173回(PC)]
ラブ「だ、ダーリン、日の出・・・」

青髭「日の出って何よ?」


太陽が西から昇っている奇妙が光景が目下広がっていた。


青髭「お、おおい・・・自転速度突破してんのかよ・・・」

ダーク「・・・」

美希「黒い鳥ってピヨッピより速いの?」

青髭「あーあー!!!聞きたくない聞きたくないー!!!!」
131 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 09:49:14.96 ID:4p+sXigV0 [122/173回(PC)]
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


タルト「う~ん・・・」

カオル「もう店じまいだよお客さーん」

タルト「なんやの?人がせっかく気持ちよ~寝むっとんのに・・・
    そりゃないでカオルはん」


タルトが目を覚ますともうすっかり日が暮れていた。

虫が集まっている公園の時計に目をやる。

時刻は午後8時。


タルト「見間違いやろか」
132 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 09:54:37.18 ID:4p+sXigV0 [123/173回(PC)]
タルト「ええー!!!みんな帰ってしもたん!!?
    ええー!!!なんでやの!!?なんで起こしたってくれんの!!!?」

カオル「・・・」

タルト「あんまりやー!!!」

カオル「みんなねー、大きな鳥に乗ってブワーって飛んでっちゃった」

タルト「・・・ありがとなカオルはん
    そんな嘘の慰めでもうれしーわ」

カオル「そうそう兄弟
     今日斬月なんだよ」

タルト「月牙天衝ー!ってなんでやねん・・・」

カオル「あれ、新月だったっけ?・・・ぐはっ!」

タルト「・・・ホンマやー、お月さんあらへんやん」

カオル「・・・」

タルト「ピーチはんもまーはんもあんまりやで・・・」
133 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 10:01:27.37 ID:4p+sXigV0 [124/173回(PC)]
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


ピヨッピ「見えたピヨー!」

ラブ「おお・・・!」

美希「島浮いてるし・・・」


せつなと青髭は太陽と島を直線で結んだ先の大地に島の影を探す。

予想通り影はどこにも見当たらない。


せつな「こういうパラレルワールドもあるのね」

青髭「・・・おかしいピヨ、シフォンは居ないピヨ
    シフォンの泣き声も聞いてないピヨ」

せつな「どうやら今回はあの子の夜鳴きじゃないみたいだわ」
134 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 10:07:56.56 ID:4p+sXigV0 [125/173回(PC)]
せつな「というかあの島」

青髭「・・・おそらく動いてないね・・・」

せつな「・・・さすがと言うべきかしら?」

青髭「常昼の・・・鳥たちの楽園ね・・・」

百希「・・・」

ピヨッピ「上陸についてピヨ、一つ注意点があるピヨ」

美希「あんま聞きたくないけど・・・なぁに?」

祈里「・・・」

ピヨッピ「ちょっと手荒になるから振り落とされないように気をつけて欲しいピヨ」

青髭「これ以上手荒ピヨ」

せつな「もっとワープのようにファンタジーでやってくれないかしら?」

ピヨッピ「じゃあ行くピヨ!!!」

せつな「頭痛い・・・」

青髭「マジ・・・この妖精は死滅した方がいい・・・世界のために」

ラブ「美希たーん!!!!」
美希「ラブゥゥゥー!!!!」
135 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 10:14:55.79 ID:4p+sXigV0 [126/173回(PC)]
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


今は使われていない荒廃しきった古城。

その一室で一人の男が石となったドリームコレットを握り締めている。


男「・・・?」


外から聞こえる悲鳴に目をやる。

背中に人間を乗せた鳥の国の妖精が横切った。


男「ピヨッピ・・・?
  いや、それより・・・」


壁に身を隠し、様子を伺う。


男「あの人間は確か・・・」
136 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 10:18:45.39 ID:4p+sXigV0 [127/173回(PC)]
男「運がいい・・・」


ピヨッピが過ぎ去ったことを確認すると男は窓から飛び降りていった。



・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


ピヨッピ「ピヨヨ~ウ!!到着ピヨー!!」

美希「・・・」

ラブ「・・・」

青髭「・・・あ」

せつな「アッツ!!!」

ラブ「暑いよダーリン!!!」

青髭「クソ!!!暑ーい!!!!」

百希「・・・」
137 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 10:29:10.07 ID:4p+sXigV0 [128/173回(PC)]
青髭「あー・・・太陽の直下にあるもんね・・・」

せつな「空気が薄くなれば冷えるんじゃないの?」

青髭「わ、わかんないけど・・・
    どう考えても独自に大気を生成してるだろ、この暑さ・・・」

百希「・・・」

青髭「ヤバい!!!」

美希「え!ヤバイって何が!!?」

せつな「なんとか生存はできているけど、こんなところに居たら
     脱水症状で死んでしまうわ」

青髭「そうじゃない!!!」

せつな「じゃ、じゃあ・・・何が起こると言うの!!?」

青髭「ラブのお肌がピンチ!!!」

ラブ「にょほっ!!?」

せつな「・・・」

せつな「・・・」

せつな「ああそう!!!」
138 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 10:32:24.40 ID:4p+sXigV0 [129/173回(PC)]
青髭「お前ジャージ脱げよ!!!
    ラブのお肌紫外線でシミそばかすだらけになってもいいのか!!!?」

美希「あ、あたしのお肌がピンチじゃない!!!」

青髭「俺はシミそばかすだらけの女の子大好き」

美希「え、そう?」

青髭「だから脱げよ!!!」

美希「嫌よ!!!なんでそうなるのよ!!!!?」

ラブ「ダーリンが好きなら私・・・!!」

青髭「シャー!!!ダメダメダメ!!!!!」
139 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 10:36:05.80 ID:4p+sXigV0 [130/173回(PC)]
ラブの頭の上にピヨッピを乗っける青髭。

羽を広げさせ影を作る。


青髭「いいか肉団子
    その姿勢から少し動いたら殺す」

ピヨッピ「こ、この体勢結構キツいピヨ・・・」

ラブ「ごめんねピヨッピ」

美希「百希、あんたの羽であたしの分の影作ってくれない?」

百希「・・・」


翼を展開する百希。


美希「(あ、すんなり・・・)」

百希「・・・」
140 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 10:40:11.71 ID:4p+sXigV0 [131/173回(PC)]
せつな「私の肌がピンチなのだけど」

青髭「うん・・・」

せつな「ピンチなのだけど」

青髭「・・・」

せつな「ピンチなのだけど」

青髭「・・・え、俺の服使う?
    臭いよ」

せつな「我慢するわ」

青髭「え、でもその場合俺のお肌ピンチなんだけど」

せつな「逆にチャンスよ!」

青髭「何が逆に・・・」

せつな「色白のあなたが日焼けできるチャンス!」

青髭「・・・お前嫌いだわ」

せつな「いいから脱ぎなさい!
     こうしている間にも私のお肌は刻一刻と蝕まれているの!」

青髭「乱暴にしないで///」
141 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 10:44:36.80 ID:4p+sXigV0 [132/173回(PC)]
青髭「え、だけど!!山吹どうすんだよ!!?
    もうストックな」


山吹を探す青髭が目視したのは、落ちれば地上まで真っ逆さまな

危険極まりない島の端を、鼻歌交じりにスキップしている少女の姿だった。


青髭「本当にお前どうしたんだよ!!!!?」

山吹「なんと素敵なことでしょうー!!!!!」
142 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 10:48:16.23 ID:4p+sXigV0 [133/173回(PC)]
祈里「うふふ~♪」


青髭「山吹ー!!!山吹戻って来なさい!!!!!」

美希「た、楽しそうだし放っておいてあげましょうよ
    本当に壊れちゃったのよ・・・」

青髭「・・・」

ラブ「ぶっきー・・・今日すごく楽しそう!」

せつな「もしかしたら今だったら仲直りできるんじゃないかしら」

ラブ「ホント!?」

美希「行ってみればいいじゃない」

ラブ「う、うん!」
143 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 10:52:14.48 ID:4p+sXigV0 [134/173回(PC)]
青髭「・・・」


少女は眼前に広がる地上目掛け、何やら嬉しそうに叫んでいる。

少女に駆け寄る頭に鳥を乗せた少女。

二人は言葉を投げかけ少しギクシャクしているように見えた。

そして片方の少女が鳥乗せ少女の胸倉を掴み、島から落とそうと


青髭「おおおおおおおい!!!!!!!!」

美希「感動の仲直りシーンじゃないわけ!!!!!!?
    てか加減しなさいよ!!!洒落になってない!!!!!!!!」
144 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 10:56:23.65 ID:4p+sXigV0 [135/173回(PC)]
青髭が祈里を羽交い絞めにする。

美希が二人の間へ入り、せつながラブを抱きしめた。


ピヨッピ「この人殺しー!!!お前は本当に伝説の戦士プリキュアかピヨー!!!」

ラブ「・・・」

せつな「大丈夫、ラブ・・・?」

ラブ「・・・」

青髭「ど、どうしちゃったんだよお前・・・
    マジ喧嘩じゃねえか・・・」

祈里「ケッ!!!」

美希「やりすぎなのよ!!あんたは!!!」
145 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 11:00:28.64 ID:4p+sXigV0 [136/173回(PC)]
青髭「わかった山吹!
    ・・・ラブ、ごめんけどこいつに近寄らないであげて
    ちょっと、後で説明させて欲しい」

ラブ「・・・うん・・・」

美希「あんたも、離れなさい!」

祈里「へいへい」

せつな「ここまで亀裂が入っていただなんて・・・」

ピヨッピ「プリキュアって思ってたのと違うピヨー・・・」

百希「・・・」
146 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 11:04:18.21 ID:4p+sXigV0 [137/173回(PC)]
せつな「とにかく、どこか休める場所へ行きましょう」

ピヨッピ「ピヨッピの家に来るピヨ!」

美希「じゃあ、案内してくれる?」

ピヨッピ「任せるピヨ!」

美希「百希ー!影ー!」

百希「チッ」

美希「(舌打ちってあんたねー・・・)」

青髭「・・・」
147 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 11:07:22.10 ID:4p+sXigV0 [138/173回(PC)]
せつな「こんな状態でどうするの?」

青髭「いや、知らん・・・
    ラブ連れてきた時点で俺の出番無しだと思ってたし」

せつな「・・・何が気に入らなかったのかしら?」

青髭「わかんね・・・」

せつな「・・・」

青髭「・・・」

せつな「何か喋りなさい」

青髭「うえぇー・・・」
148 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 11:13:33.01 ID:4p+sXigV0 [139/173回(PC)]
むかーしむかし、鳥の国は王政だったという。

王のそれはそれは素晴らしい王であったそうだ。

その時代の鳥の国は妖精は国民と認められておらず

野生の動物として存在していた。

だが妖精達はそれに不満があったわけではなかった。

とある青年が現れるまでの話である。


                    鳥の国の歴史(1/2)
149 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 11:22:27.45 ID:4p+sXigV0 [140/173回(PC)]
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


青髭「・・・」


奇妙な光景だった。まるで大きな、二階建ての鳥の巣。

この国の民家だという。それが所狭しと立ち並んでいる。


ピヨッピ「同じような家に見えて結構違うピヨ」

ラブ「・・・」

美希「た、例えばどのへんが!?」

ピヨッピ「あの家なんかは目立ちたがり屋のコルセッピが住む家ピヨー
     わざわざ巣に使う枝を綺麗な物だけで集めてるピヨー」

美希「・・・よくわからない・・・」

百希「・・・」

ピヨッピ「あの家なんかはフロントつきピヨ」

美希「ふ、フロント・・・いるの?民家なのに・・・」
150 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 11:26:51.12 ID:4p+sXigV0 [141/173回(PC)]
ピヨッピ「ピヨ?」

ラブ「・・・」


路地から兵隊を連れた若い男が現れる。

俯いていたラブはそれに気づかず男と衝突する。


ラブ「うわっ!」

ピヨッピ「ピヨ!?」

?「大丈夫かい?」


ラブの腰に手を回し身体を支えてやる男。

よく見るとイケメンだった。


青髭「あ・・・あいつ・・・俺のラブに何色目使ってんの?
    イケメンだからって・・・やっていいことと悪いことが・・・」

祈里「あ///素敵///」

青髭「・・・」
151 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 11:34:46.33 ID:4p+sXigV0 [142/173回(PC)]
?「気をつけてね」

ラブ「ごめんなさい!ありがとうございます!」

ピヨッピ「ボウ様、何やってるピヨ?」

ボウ「ルルッル様が予言をしてくれたのは知ってるよね?
   それで、警備をしておこうと思ったんだよ」

ピヨッピ「えー、でもお祭りは明日ピヨよ」

ボウ「ううんピヨッピ、お祭りは今日だよ」

ピヨッピ「えー!!!」

美希「えー・・・じゃないわよ・・・
    あんたどういうスケジュールで動いてんのよ」

せつな「・・・自転速度を突破していたんですもの
     時間も狂うわ」

青髭「やいやいやいやい!!!このイケメン野郎!!!!
    お前俺のラブにぶつかるたぁいい度胸だ!!!!」

美希「何言ってんのあんた・・・?」

百希「・・・」
152 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 11:39:04.16 ID:4p+sXigV0 [143/173回(PC)]
ラブ「ち、違うよダーリン、私の不注意だよ!」

青髭「このイケメン野郎!!
    謝れ!!!」

美希「(チンピラ・・・)」

せつな「ヒゲ・・・その人に顔を近づけない方がいいわよ
     不細工が際立つわ」

青髭「・・・」

ボウ「ご、ごめんね」

青髭「わかればいいんだよ!!!
    二度と俺のラブに色目つか・・・う・・・ん・・・じゃ・・・」


男の背後に立っていた。兵士たちが一斉に青髭へ槍を向ける。


青髭「・・・うぶぶっ、ひきょーものー!!!」
153 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 11:46:36.18 ID:4p+sXigV0 [144/173回(PC)]
ボウ「やめないか
    ぶつかってしまったのは事実なんだから」


ボウが静止をかけると鳥の化け物のような姿をした兵士達は槍を引いた。


青髭「・・・そうだ、俺達はお客様だー!!!
    お前のところ兵士はお客様に槍向けんのか!!!
    どういう躾して」

ラブ「いい加減にしてよダーリン・・・言いがかりだよ・・・」

青髭「ラブ・・・?」

ラブ「そんなダーリン嫌い!!!」 嫌い!!」 嫌い」 木霊

青髭「・・・あ~」


青髭はフラフラと後ずさって行く。

祈里の居る最後尾までたどり着くと、ボウたちに背を向け叫んだ。


青髭「イケメンなんて死滅しろおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!」

せつな「ごめんなさい、あの人病気なんです」

ボウ「え、そ、そうなの?」
154 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 11:53:56.40 ID:4p+sXigV0 [145/173回(PC)]
青髭「イケメンなんて死滅しろおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
    死滅しろおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

祈里「青髭さん!」

青髭「・・・」

祈里「私変じゃないかしら?
    どう?少し自分に自信が持てなくて
    思い切ってあの人達に話しかけたいのだけど気恥ずかしく///」

青髭「変です」

祈里「・・・」

青髭「イケメン死滅しろおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
155 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 11:58:36.18 ID:4p+sXigV0 [146/173回(PC)]
ボウ「ところでピヨッピ
   この方たちは?」

ピヨッピ「伝説の戦士プリキュアピヨー!」

ボウ「へぇ~・・・」

せつな「・・・」
美希「・・・」

ピヨッピ「ルルッル様が、ピヨッピにお手紙くれたピヨ」

ボウ「彼女たちを連れてきてほしいって内容だったの?」

ピヨッピ「そうピヨ
     ピヨッピはちゃ~んとプリキュア5の皆さんを連れてきたピヨ」

せつな「5・・・」
美希「5・・・」


青髭「イケメン死滅しろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」
156 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 12:02:15.85 ID:4p+sXigV0 [147/173回(PC)]
せつな「そ、そう・・・
     勘違いで連れて来られたのね・・・」

美希「5って4人しか・・・」

百希「・・・」

せつな「王子!」

美希「しまった・・・」

せつな「ねえピヨッピ、王子って何王子?」

ピヨッピ「ココナッツ王子とかおいしそうな名前じゃなかったピヨ?」

美希「oh...」
せつな「oh...」


青髭「イケメン死滅しろおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」


せつな「ウチのアホ王子・・・」

美希「ウチの王子はタルトでしょ」
157 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 12:08:19.62 ID:4p+sXigV0 [148/173回(PC)]
ボウ「それは心強いね」

ピヨッピ「それはどうピヨかな?」

せつな「・・・」

美希「イラつく・・・!」

ボウ「僕たちは警備に戻るよ
   じゃあねピヨッピ」

ピヨッピ「ボウ様も気をつけるピヨー!」

ボウ「うん、気をつけるよ」


ボウと呼ばれる男は紫の翼を広げ、部下を連れて去っていった。


青髭「イケメン死滅しろおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」

祈里「ああ///怪鳥達が!」

青髭「え、そっち!!?」
158 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 12:15:57.53 ID:4p+sXigV0 [149/173回(PC)]
鳥の国には怪鳥という種が反映していた。

妖精は怪鳥よりも知能が低かったため

怪鳥に飼われていたケースもあった。

それは相利共生として成り立っていたが

あるとき頭のおかしい青年が現れた。

動物愛護精神とでも言うべきか

妖精を国民として扱うよう求めた。

行き過ぎた活動はやがて鳥の国全てを巻き込んだ

内乱となり、なぜか王は殺され今の鳥の国ができたという。

                      鳥の国の歴史(2/2)
159 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 12:21:17.19 ID:4p+sXigV0 [150/173回(PC)]
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


ピヨッピのお家。


美希「ねーピヨッピー、窓の外に見えるあの銅像なんなの?」

ピヨッピ「あーあれはこの国の英雄の銅像ピヨ!
     悪い王様を倒してー!
     妖精奴隷制度を廃止してくれた人ピヨ!」

美希「英雄ねー・・・てかなんで人間の姿してんの?」

せつな「そういえばそうね
     先ほど会ったボウって人も人間の姿だったわ」

美希「・・・あんたってさ、ココやナッツみたいに人間の姿になれるわけ?」

ピヨッピ「誰ピヨ?
      なれんピヨよ」

美希「ええー・・・なんかルールわかんない」
160 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 12:24:54.60 ID:4p+sXigV0 [151/173回(PC)]
ピヨッピ「鳥の世界の国民はー、二種類いるピヨ」

美希「あ、そー・・・何と何?」

ピヨッピ「怪鳥と妖精ピヨ」

青髭「あ・・・?」

ピヨッピ「ボウ様は怪鳥ピヨ
     ピヨッピは妖精ピヨ」

祈里「じゃあ、あのボウと言うお方も怪鳥になれるのかしら?」

ピヨッピ「なれるピヨよ」

祈里「紹介してくれ!!!!」

ピヨッピ「ピヨヨ~ウ?」
161 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 12:30:05.65 ID:4p+sXigV0 [152/173回(PC)]
青髭「・・・んん?
    ハデーニャさんもここ出身だったのかな?」

美希「あー・・・そうかもね」

せつな「シロップは?」

美希「えー・・・どうだろ・・・」

青髭「え、ピヨッピって肉団子モードとオマルモードになれんじゃん」

ピヨッピ「おい!失礼な言い方するなピヨ!!」

青髭「それだけ?」

ピヨッピ「そうピヨよ
     怪鳥は怪鳥モードと人間モードになれるピヨ」

青髭「・・・ハデーニャさんは合ってるけど
    シロップは若干違うな」

美希「シロップって人間形態にもなれるもんね」

せつな「どうかしら
     人間になるための方法をパルミエ王国で学んだとすれば
     話は変わってくるんじゃないかしら?」

青髭「まぁいいか、あんな鳥」

せつな「そうね」
162 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 12:38:32.77 ID:4p+sXigV0 [153/173回(PC)]
ピヨッピ「では改めて!
      よく来てくれたピヨ!
      プリキュア5の皆さん!!」

ラブ「ち、違うよ」

ピヨッピ「ピヨヨ~ウ?」

美希「あ、あたし達フレッシュなんだけど」

ピヨッピ「フレッシュ何ピヨ?」

せつな「・・・」

青髭「えっ!?」
163 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 12:40:42.93 ID:4p+sXigV0 [154/173回(PC)]
ピヨッピ「ドリームー」
ラブ「ピーチ」

ピヨッピ「アクアー」
美希「ベリーなんだけど」

ピヨッピ「レモネードー」
祈里「パインだけど」

ピヨッピ「ルージュー」
せつな「パッション」

ピヨッピ「ミントー」
百希「・・・」


青髭「お、おおおおい!!!」

ピヨッピ「どうしたピヨ?ココナッツ王子?」

青髭「おおおおい!!!!」
164 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 12:44:48.32 ID:4p+sXigV0 [155/173回(PC)]
青髭「全部ちげーよ!!!
    どういうことだよ!!!?」

ピヨッピ「え?え?どういうことピヨ?
     5の皆さんピヨ」

ラブ「フレッシュ」

ピヨッピ「フレッシュ5ピヨ?」

美希「違う違うフレッシュ」

ピヨッピ「プリキュアフレッシュ・・・5?」

美希「5いらない、あとフレッシュとプリキュアが逆」

ピヨッピ「フレッシュプリキュア5ピヨ?」

祈里「5いらねー」

ピヨッピ「フレッシュプリキュアピヨ?」

せつな「ええ」

ピヨッピ「・・・」
ピヨッピ「・・・」
ピヨッピ「お前らどこの馬の骨のプリキュアピヨー!!!!」

青髭「おおおおおおい!!!!」
165 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 12:49:34.03 ID:p+1skJ9N0 [1/1回(PC)]
青髭さんの大ファンです応援してます♪
166 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 12:49:55.40 ID:4p+sXigV0 [156/173回(PC)]
ピヨッピ「どどどどどういうことピヨ!!!?」

青髭「・・・いや俺たちにわかるように説明しろよ!!!」

ピヨッピ「ココナッツ王子!!!」

青髭「ちげーよ!!!
    あとココとナッツは別人で今、王だし!!!!」

ピヨッピ「ふたりでー王様ー!とかお笑いピヨ!!!
     国家破綻ピヨ!!!」

青髭「・・・」

ピヨッピ「全部間違えたわけじゃないピヨ!!!
      一人まだ返事を貰ってない人がいるピヨ!!!」

百希「・・・」

ピヨッピ「ミントピヨ?」

百希「ダーク・・・」

ピヨッピ「・・・ダークミントピヨ?」

百希「ダークプリキュア・・・」

ピヨッピ「キュアから始まらねーとか詐欺ピヨ!!!!」
167 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 12:56:55.45 ID:4p+sXigV0 [157/173回(PC)]
ピヨッピ「えー、意味がわからんピヨー!
     じゃあお前達は伝説の戦士が5人以上居るとでも言うピヨか!?」

美希「今何人だったっけ?」

せつな「百希を入れれば24人だったかしら」

青髭「ダークプリキュア5入れたら29人だな」

ラブ「29人!」

ピヨッピ「30人近くいる量産機のどこが伝説ピヨ!!!!?」

青髭「そこー、つっこんじゃいますかー・・・」

美希「やっぱウザいタイプなのねー・・・」
168 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:02:29.43 ID:4p+sXigV0 [158/173回(PC)]
ピヨッピ「お前達には呆れて物も言えんピヨ」

美希「勝手に呆れられても困るんだけど・・・」

祈里「安心しろよ
    俺達が一番つえーから」

青髭「(そうだっけ・・・?)」

ピヨッピ「ホントピヨか!?」

せつな「本当よ」

美希「(本当・・・?いやまぁ、百希いるけど)」

ピヨッピ「よかったピヨー!
     てっきりピヨッピはダメなの連れてきたのかと心配したピヨ!」

ラブ「(ダメなの・・・)」

ピヨッピ「えー、ちなみにプリキュア5よりも」

祈里「3倍つえーよ」

青髭「(百希いるけど僅差だろ・・・)」
169 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:06:46.65 ID:4p+sXigV0 [159/173回(PC)]
ピヨッピ「じゃあ全然大丈夫ピヨ!
     やっぱりピヨッピの目に狂いはなかったピヨ!」

美希「・・・」

ピヨッピ「そうとわかれば食事持ってくるピヨ
      ちょっと待ってるピヨ!」

青髭(おい、いいのか!?
    うまくやればバトンタッチできたかもしれないのに!!)

せつな(それは無理ね時間の都合で)

青髭(明日だろ?)

せつな(今日らしいわ)

青髭「ピヨ公!!!!」

ピヨッピ「ピヨヨ~ウ」
170 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:11:33.87 ID:4p+sXigV0 [160/173回(PC)]
ピヨッピ「しっかり食べて体力をつけてほしいピヨー!」


ピヨッピは頭にお皿を乗せ食事を運んでくる。

それが机に置かれた瞬間、響いたのは美希の悲鳴だった。

少し遅れてお皿を覗き込んだラブの悲鳴が続く。

多種多様の虫が皿の中を蠢いていた。


青髭「・・・勘弁しろよ・・・」

せつな「・・・」

百希「・・・」
171 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:14:31.64 ID:4p+sXigV0 [161/173回(PC)]
祈里「・・・し、知ってるよ
    異文化コミュニケーションってやつだろ・・・」

青髭「ああ・・・これが・・・噂に聞く異文化コミュニケーションね・・・」

せつな「・・・」

ラブ「うわああああああああああ美希たーん!!!!!!!!
   一匹脱走したよー!!!!!!!!!」

美希「津ありあrじゃ@h4^qと@qt@おいjtq
    青髭ー!!!!!!!!!!!」

青髭「ちょちょちょ待てよ
    異文化コミュニケーションに時間が必要なんだ!!」
172 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:17:09.43 ID:4p+sXigV0 [162/173回(PC)]
脱走した芋虫はラブの方へと向かっていく。


ラブ「わわわわあああああああああああ!!!!!
   こっち来ないでよ!!!!!」

青髭「せせせせつななんとかしなさい!!!!!」

せつな「・・・ピヨッピ!!!!」

ピヨッピ「ご馳走ピヨよ」

青髭「百希!!!!」

百希「知らん・・・」
173 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:19:23.77 ID:3iAlOM1lO [1/1回(携帯)]
まーくん応援してるよ!
174 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:19:58.18 ID:4p+sXigV0 [163/173回(PC)]
ラブ「わーわー!!!!!!!!!!!!!」

せつな「くっ!!!」


せつなはフォークを掴みラブの目前まで迫った芋虫を突き刺す。

白っぽい体液少し飛び散った後、芋虫はすごい勢いで暴れ始めた。


ラブ「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
美希「いやああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

せつな「ヒゲ!!交代!!交代!!!」

青髭「やー!!百希こわーい!!!」
百希「はなせ!!!」
175 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:23:34.72 ID:4p+sXigV0 [164/173回(PC)]
芋虫は力尽きたのか。

やがてフォークに巻きつくような姿勢で硬直した。


せつな「・・・うう・・・っぷ」

青髭「お前やるなー」

せつな「・・・」

青髭「お前今日から虫担と」


せつなは青髭の口にフォークを運んだ。

少し静止する時間。
176 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:28:01.97 ID:XQL7dGLi0 [1/2回(PC)]
相変わらず安定してんな
177 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:29:28.39 ID:4p+sXigV0 [165/173回(PC)]
一見それはラブラブなカップルの昼時のワンシーンのようにも見える。

彼女が彼氏の口にご飯を運んであげているような

そんな思わず頬を赤らめてしまうような光景にも取れる。

フォークの先に刺さっているのが白い芋虫であることを除いては。

唇と舌に触れた芋虫は、まず表面が甘いと感じた。これが第一印象だった。

次にフォークに貫通されたとき生じた傷から流れる体液を舌に感じた。

それはとても苦い。これが次の印象だった。

最後に感じたのはこの生物はまだ生きているらしく

舌の上で少し動いた。

そこで我に返った青髭はせつなの胸倉を掴んでいた。


青髭「ザッケローニ!!!!!!!」

せつな「・・・」ツーン
178 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:34:23.35 ID:4p+sXigV0 [166/173回(PC)]
祈里「・・・」


祈里はフォークを手に取り、恐る恐る皿の中の虫を選んでいる。


美希「ややや、ややめなさいよ」


だいぶ弱っている。ほとんどの虫は辛うじて触覚が動いている程度だった。

見知った触覚が皿の下から除いていた。Gである。

祈里はそっと、Gの上に虫を寄せて隠した。


ピヨッピ「あ、お団子もあるピヨよ」


ピヨッピは新しい皿を持ってくる。

その中には気持ち悪い色の混じった団子が入っていた。
179 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:39:30.61 ID:4p+sXigV0 [167/173回(PC)]
どうせ虫ではあるだろうが、原型がないだけマシというもの。

祈里は団子をフォークで突き刺す。感触は、柔らかかった。

恐る恐る団子を眺める。

苺の表面に生えている毛のようなものがビッシリ混じっていた。

それが芋虫のうぶ毛であるとわかるまで時間はかからなかった。


祈里「・・・」

美希「やめて!友達でいられなくなる!!」


祈里はフォークを口に運び、拒否して開かない唇に団子を押し付けた。


美希「何があなたをそうさせるのよ・・・」
180 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:43:23.57 ID:4p+sXigV0 [168/173回(PC)]
青髭「お前も食えよ!!!!」

せつな「やめなさい!!!!
     フォークを口に運ばないで!!!!」

青髭「お前が最初にやったんだろ!!!」

ラブ「うわっ!!」

青髭「あ?」


ラブが一方向を見て驚いている。

青髭が振り返ると、バッタの足が口からはみ出ている百希が居た。


青髭「サバークに謝れえええええええ!!!!!!!!!」

百希「なんだというのだ騒々しい」

青髭「サバークはお前にそんな機能つけてねええええええええ!!!!!!!!!」
181 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:52:53.73 ID:4p+sXigV0 [169/173回(PC)]
せつな「でも・・・百希を見習うべき・・・」

青髭「・・・」

祈里「くっとかなきゃダメだぜ・・・」

百希「・・・」バリバリ

せつな「・・・お団子くれるかしら?」

美希「やめてせつな!やめて!!」

祈里「に、にげーけどくえねーことはねー・・・」

青髭「・・・」

せつな「あなたも食べなさい!!」

青髭「俺戦う人じゃないし・・・」

せつな「じゃああなたは私達にだけこれを食べろというの!!?」

青髭「や、だってカンケーねえし」

せつな「プリキュアのモットー!」

祈里「辛いこともみんなで分け合えば乗り越えられる!」

青髭「そんなモットー聞いたことねーし
    どちらかというと5のノリだし・・・」
182 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:56:25.27 ID:4p+sXigV0 [170/173回(PC)]
せつな「・・・」モチョ

せつな「・・・」プルプル

青髭「・・・あ・・・な、なんかわりーから
    俺も食うわ」モチョ

青髭「・・・」プルプル

祈里「・・・」プルプル

百希「・・・」バリバリ


ラブ「う・・・わ、私も食べるべき!!?」

美希「やめてラブ、あたし達は食べなくても戦えるタイプのプリキュアよ・・・」
183 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 13:58:23.36 ID:XQL7dGLi0 [2/2回(PC)]
実際はこんな感じだろうけどライオンキング見たら虫が美味そうに思えるよね
184 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 14:01:52.82 ID:4p+sXigV0 [171/173回(PC)]
ピヨッピ「お口に合わなかったピヨ・・・?」

美希「そういう問題じゃないの」

青髭「食べれりゃいい・・・食べれりゃいい・・・」

祈里「そうそう・・・贅沢言わねーって・・・」

せつな「私達こういうの・・・慣れてるから・・・」

ピヨッピ「でもそこの二人が・・・」

美希「あ、あたし達に気を使ってくれなくていいの
    ここに来る前にドーナツたくさん食べたからお腹一杯なの!」

ピヨッピ「でもぉ・・・おいしくないけど野菜ならあるピヨよ」

美希「え?野菜あんの?」

ピヨッピ「野菜だったら食べられるピヨ?」

美希「ちなみに何がある?」

ピヨッピ「キャベツとか人参とかあるピヨ」

青髭「・・・」
祈里「・・・」
せつな「・・・」
185 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 14:04:56.67 ID:4p+sXigV0 [172/173回(PC)]
ラブ「じゃあキッチン貸してもらうね!」

美希「なーんだ・・・普通の食べ物もあるんじゃない」

ピヨッピ「でもおいしくないピヨよ」


遠ざかっていく三人を見送りながら

祈里達は動きを止めていた。

口の中に貯められた虫団子そのままに

幼虫の爪が舌に刺さっていた青髭は少し痛いなと思った。


青髭「・・・」
祈里「・・・」
せつな「・・・」
186 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 14:06:53.07 ID:4p+sXigV0 [173/173回(PC)]
前編終わり
187 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 14:09:56.65 ID:IZ10bnSt0 [1/1回(PC)]

続き楽しみにしてる
ゆっくり休んでくれ
188 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 14:16:42.64 ID:wh0Qiulk0 [1/1回(PC)]
すげーがんばってるな
まだ読んでないけど乙
189 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 14:24:07.81 ID:ZaIr3ZvDO [1/1回(携帯)]
早いな
190 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/11/16(水) 14:31:58.31 ID:VKZq6Q7i0 [1/1回(PC)]

このスレは落とした方がいいのかな
191 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 14:56:07.22 ID:8zgU9EqB0 [1/1回(PC)]
とりあえず保守
それなりに興味深い
192 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 15:02:44.91 ID:XGqNP1bp0 [1/1回(PC)]
193 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/11/16(水) 15:06:41.91 ID:9oqWLflhO [1/1回(携帯)]

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