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1 : 征夷大将軍 ★[sage] 投稿日:2020/09/04(金) 10:31:25 ID:CAP_USER9.net [1/1回]
【小林至教授のスポーツ経営学講義】
1日の大半をパソコンの前で過ごす日々が続いている。講義も会議も講演もすべてオンライン。在宅勤務で事足りるのだからいいじゃないと言われれば、まあ、その通りだ。罹患せずにいられることに感謝しなければいけないのかもしれないが、正直に白状すると、飽き飽きしている。50を過ぎ、酸いも甘いも噛み分けたとまでは言わないが、ある程度の耐性を備えたおっさんでもそんなふうなのだから、大学生にはホントに気の毒な状況である。

 日本に限らず、世界中の大学が秋以降もオンラインが中心となり、教育の質の低下を指摘する声が多い。学生に日常的に接しているわたしの感覚でいうならば、対面でないゆえの物足りなさはあるものの、オンラインならではの利便性もあり、工夫次第で充実した学びの機会は提供できる。そのための開発研究も急ピッチで進んでいて、大学ならではの価値ある教育の提供については、さほど心配していない。

 一方で、サイバー空間ではどうにもならないのがキャンパスライフである。ゼミやサークル、部活動を通して養われる多様な経験は大学生活の醍醐味であり、質の高い教育を受けるのと同じか、ヒトによってはそれ以上に価値があるだろう。そのキャンパスライフの再開にいまだ見通しが立っていないのが、世界中の大学生に拡がっている不安・不満の根源である。


 部活動でいえば、わたしが理事を務めている大学スポーツ協会(UNIVAS)や、各競技連盟そして大学当局は暗中模索の状況だ。政府や自治体の方針を踏まえたガイドラインを発するなどして1日も早い再開を図ってはいるものの、クラスター発生となれば再び全面封鎖をせざるを得ない。春に開催される予定の大学スポーツは、すべて中止(もしくは延期)となった。

そんな総崩れの状況に希望の火を灯したのが、東京六大学野球である。春夏の甲子園、他の大学リーグが次々と中止を決めるなか、開催の可能性を模索し続け、当初の予定から4か月遅れとなる8月10日から春のリーグ戦を開催した。

 2戦先勝の総当たり制から1試合総当たり制、8日間の連続開催、応援団も不在など通常のリーグ戦とは異なる様式ではあるものの、独自の感染予防策を講じ無事に全うした。同時期のアマスポーツで唯一となる、有観客でやり切ったのもアッパレだった。

 六大学の成功を踏まえ、各地の大学野球リーグが秋季リーグの開催を決め、それ以外の学生スポーツにもその輪が拡がっている。大学スポーツはほとんどの学生選手にとって、子供の頃から必死に打ち込んできた競技生活の集大成の場だ。青春の炎を赤々と燃やせる、スポーツの秋になることを心から願っている。

 ■小林至(こばやし・いたる) 桜美林大学教授、博士(スポーツ科学)。1968年1月30日生まれ。東大から1991年ドラフト8位で千葉ロッテに指名され、史上3人目の東大卒プロ野球選手となる。退団後に7年間アメリカに在住し、その間、コロンビア大学で経営学修士号(MBA)を取得。05年から14年までソフトバンク球団取締役を兼任。

iZa 2020.9.3
https://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/200903/spo20090321360103-n1.html
2 : ログ速名無し[] 投稿日:2020/10/28 23:49:07
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