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1 : muffin ★[] 投稿日:2020/10/26(月) 13:09:36.65 ID:CAP_USER9.net [1/1回]
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62663
2020.10.26 筆者:青沼 陽一郎


 それにしても、なぜ、ここまで人気を集めるのか。コロナ禍での自粛生活でファンが増大し、ストレスといっしょに一気に噴出した、と語る人もいるが、それ以前から人気だった。先日、立ち寄ったドラッグストアでは、店内にこの主題歌が流れると、母親に連れられた子どもが一緒になって歌っていた。これまで『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』など、ブームとなったアニメはいくつかあるが、それとはまた様相が異なる。そこで私なりに、この人気アニメを分析してみる。そこには設定の単純明解さに、既存の人気アニメの様々な要素をくっつけたところに特色を見出せる。

 『鬼滅の刃』をひと言で説明しろと言われると、とてもシンプルだ。鬼退治のお話、と答えればいい。それもタイトルが連想させるように、“刀”で鬼を斬る。昔話にある「桃太郎」といっしょだ。そこに“鬼”に家族を殺された主人公の〝親弟妹の仇〟の要素が加わる。見せ場は刀を抜いた鬼退治のチャンバラ。実は、日本人が集団的意識のように好む舞台設定が基調になっていて、それがわかりやすい。

 例えば、少し前にブームになり、NHKでもアニメが放送された『進撃の巨人』ならば、巨大な壁に閉ざされた都市の向こう側に、ある日、巨人が現れ、人間を襲って食べて・・・と、言葉で説明してもどこまで共通の概念を抱けるだろうか。『新世紀エヴァンゲリオン』ともなると、まずは観てもらったほうが早い。あとは、そこにいろんなものをくっつければいい。

鬼は人を食い殺す。このあたりは『進撃の巨人』といっしょだ。ただ、死なないまでも鬼に襲われた者は鬼になる。父を亡くした主人公の少年が炭を売るために山を下り、翌日に戻ると母と弟、妹たちが鬼に惨殺されていた。唯一、命を取り留めた妹のひとりはそこで鬼になって主人公を襲おうとするのだが、そこはどうにか踏みとどまって、兄と旅に出る。鬼を倒し、妹を人間に戻す方法を見つけるために――。

 兄弟が旅に出て敵を倒しなら、失われた弟の身体を取り戻そうとする。そんな話ならば、やはり『鋼の錬金術師』にあった。主人公たちは“錬金術”と称して、各自がそれぞれに会得したいわば魔法の技を繰り出す。『鬼滅の刃』でも主人公とその仲間たちは、独自の剣の技、流儀を持ち合わせている。『鋼の錬金術師』の作者は女性だが、『鬼滅の刃』の作者もまた女性である。鬼は、身体を傷つけられても再生する。首を切らないと死なない。そこは『進撃の巨人』で巨人の後頸部を切って倒す設定と重なる。

 新作映画「無限列車編」はSL列車が舞台となっている。もうそのあたりは私が子ども頃に夢中になった『銀河鉄道999』と倒錯する。さらには、ロールプレイングゲームの要素が加わる。親兄弟の仇を倒すために主人公が成長し、強くなり、仲間も増える。そして鬼の首領が繰り出す敵を倒し、そのラスボスとの対峙がやってくる(はずだ)。しかも、成長は師弟関係と修行によってもたらされ、鬼を退治する「鬼殺隊」という軍隊的組織に所属しては、上司の薫陶を得て出世していく。

 しかも、その時代を大正の日本としているところに、奇妙な親和性を抱かせる。明治維新からおよそ半世紀が過ぎ、西洋的なものと日本固有の文化が融合して独り歩きを始めた時代。鬼退治に向かう主人公やその組織の仲間たちは、当時の軍服のような洋装仕立ての隊服の上に、それぞれがオリジナルな半纏を着て、刀を差している。100年前であれば、魑魅魍魎が跋扈していても、どこか納得させられる。和洋折衷の近代化がすでに混沌としている。
中略
 いま、このアニメに夢中になっている子どもたちは、生まれた時からインターネットが当たり前に存在した世代だ。Z世代、それよりも新しい。『鬼滅の刃』も深夜放送ではなく、タブレット端末を使って視聴し、ブームになったとされる。それだけ利便性と情報伝達量は増し、私が子ども頃のよりも、ずっと世界は小さく、そして近くなった。それでも、この“日本的なもの”に共感を抱く。家族の仇をとる。妹を守る。鬼を倒す。刀で己の道を切り開く。そうしたかつての日本人のアイデンティティのようなものが好まれる。混沌とした時代に日本人らしさを求める。

全文はソースをご覧ください
2 : ログ速名無し[] 投稿日:2020/11/28 00:13:45
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